林さんちの二代目からも一言食べざかりの子をもつアナタへ 30kg玄米という買い方

小中高と子どもが大きく育つにつれて運動量が増え、食事量もいっしょに増え、ご飯をよく食べるからすぐにお米がなくなっちゃう!
そんな育ちざかり、食べざかりの子だからこそ子どもにはおいしい、どう育てたか分かるお米を食べさせてあげたい。
でもやっぱりお金がかかるから悩ましい!
そんなアナタに30kg玄米という買い方はいかがでしょう?

このサイズはお米屋さんの間で流通する一般的なサイズです。
お米の単位で1俵(ぴょう)と聞くことがあると思います。
この1俵は俵(たわら)に詰めたときのお米の量で 60㎏のことをいいます。
むかしの人はこれを担いでいたのですが、現代ではさすがに重たいので半分の30㎏の紙袋で主に流通しています。
ぼくたち農家さんはお米をこの30㎏紙袋に入れて管理しているので、そのまま30㎏で販売することができれば、
詰め替えや包装にお金をかけなくてもよいので、その分5kgや10㎏と比較したときにお安く出すことができます。

お得な分、すこしよいお米を選ぶことができます。

ただし、最初に言った通り食べ盛りでたっぷり食べるよ、というご家庭におすすめの買い方で、それほどご飯をたべず、何か月もかかって消費するご家庭にはおすすめできません。

比較的玄米のほうが長期保存に向いているイメージがあるかもしれませんが、玄米をおいしく長く保存するには温度、湿度を管理する必要があります。
ご家庭にお米の保冷庫をお持ちの方は、元農家とかでなければめずらしいのではないでしょうか。
玄米の状態でも徐々に水分がぬけていくので、林さんちでも1年後に量ってみると少しグラムが減っています。
水分が減るとお米お米自体が割れたりして、パサパサやベチャっとしておいしさが失われます。
またぬか層の酸化が進んで油臭くなる原因になります。

目安としてはご飯の消費が少ないご家庭は1か月で食べられるほどの量を購入すると良いと思います。

災害などの備蓄に玄米を大量に買い込む方がときどき見られますが、林さんちではおすすめしていません。
5kg白米の真空パックのお米を複数買ってローリングストックという先入れ先出しの順で食べて減った分を補充するという方法をおすすめしています。
近年ではいろいろな災害で買占めを防ぐために国でもローリングストックをおすすめしています。
こちらの農林水産省のページに「災害時に備えた食品ストックガイド」としてかいてあります。


はやしさんちもこちらのページで説明しているので「多く食べているからその分お得で美味しいお米が食べたい」ということよりも「災害の備蓄としてのお米がほしい!」という方はこちらも読んでみると良いと思います。

いっぱい食べるからお米の消費が早い

30kgの大きいサイズでなかなかスーパーには置かれることは少ないです。
大きい、重くて持ち帰れない。
などの理由で売られていないし、買うことは少ないでしょう。
大きくて20kg、よくあるのは10kgや5kgでしょうか。
ご家族が多い場合お買い物でお米以外も買う量が多いでしょうし、大変なことと思います。

そこでネット販売のよいところ
おうちまで宅配で届くので重たいお米を運ぶ必要がありません。
宅配のお兄さんにはちょっと重たいので労ってあげてくださいね。
はやしさんちでも近隣のお客さんには配達を行っていますが、エレベータのない集合住宅の高層階への配達は、お客さんが持って上がるにはへたをすると本当にこれは骨が折れるなと思うほどなので、とても感謝されます。
お米を運ぶのに苦労されている人は検討してみてはいかがでしょうか。

実は30kgは重たい分、通常の宅配料金よりも高い区分になるのでネットでも販売しているところが限られています。
販売していても送料が高かったりするので、お米の値段だけでなく送料もふくめて、価格を確認しましょう。