23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。

「一発代掻きって少数派?」2021年卯月4号

 4月26日から田植えが始まりました。種籾の浸種から始まってあっという間の1ヵ月でした。ここからは、育苗、代掻き、田植えと3つの作業が並行して進んで行くのでメッチャ大変です。途中5回目の種まきと紙マルチの田んぼへの肥料散布もあります。田植えが終われば「ほとんど採れたも同然」と言うほどですから頑張ります。

音声SNS スタンドFM 一発代掻きって少数派?
https://stand.fm/episodes/6084b5d2c8008d3568d00167

  在庫メーター     空←―――――――満
宇宙米          ■■■■□□□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■□□□□□□
普通にミルキークィーン  ■■■■□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■□□□□□□
ひとめぼれ        ■■■■■□□□□□

詳しい数字は、メルマガの最後

1.今週の林さんち・・・一発代掻きって少数派?

 林さんちの代掻きを全開で行っています。林さんちの代掻きは、1回入って済ます一発代掻きです。地域では、この方法が普通で世界標準と思っていました。ところが動画のコメントでちょいちょい「林さんちは、代掻き1回なんですか?」「荒代、本代しないのですか?」と書かれます。その荒代、本代って何?代掻き1発じゃなければ何回するの?そもそも一発代掻きって少数派なの?と久々に農業ガラパゴスに遭遇しました。そこでそのことを問い掛ける動画を作成したら反響が凄かった。

 林さんちは、超乾田と言う全国的に見ても珍しい地域です。多くは、湿田が多いようです。どうも湿田になると荒代といって予め軽く代掻きをして次に本代とか植え代と呼ばれる代掻きをして均平にしてから田植えをするようです。あと雪の降らない地域は、冬から春にかけて何度も耕してさらに代掻きも2回しないと草が多くて大変なようです。でも実際に観たことが無いのと動画でも取り立ててそんな動画が無いのでコメントを読んでの想像に過ぎません。農業って大体同じ時期に同じ作業しているので他人や他の地域の作業を見ることが無いので動画って有効ですね。まあだから私の動画が成り立っているわけなんですけどね。

早生の代掻き全開開始・急げ晩生の荒起し・2021
https://youtu.be/IfpmI81uEGE

林さんちは1回しか代掻きしません・土質の違いって大きい・2021
https://youtu.be/2Qw-pfi2mgM

代掻き一発って少数派?・今日から代掻き2台体制です・2021
https://youtu.be/0ZOWw8qKqiI

 あと多いのが「社長の代掻き見たい」「社長は、トラクター乗らないのですか?」のコメント。私は、ここ10年ほど前からトラクターには、ほとんど乗っていません。トラクターが稼働する時期は、作付計画の作成修正や段取りで頑張っているので乗っている場合じゃありません。でも田植えと稲刈りは、社員さんの人数が足りないので私がオペレーターで乗っています。これも人員が余れば息子に乗ってもらっています。最近の若い農業経営者の中でも一切田んぼには、出ない。農業機械は、乗らないと宣言している方も何人かいます。昔の農業は、田んぼに出てナンボの時代でしたが今は、そんな時間があるなら農業経営に集中しろというのが流れですね。そこで最近の私の愛機は、耕運機です\(^o^)/

市街地に代掻き突入・社長の愛機は耕運機です・2021
https://youtu.be/Q2b0Vs1cOdQ

 田植え直前に昨年購入した新型田植え機NW5の予習をしました。なにせ最近のデジタルマシンは、全部ボタン操作。でもそのボタン操作がややこしい。ちゃんと操作しないとウンともスンとも動かない。私は、どっちか言うと取説読まない派で昔取った杵柄でいきなり乗ってしまうタイプです。でも昔は、それで通用しましたが今の農機や自動車は、そうもいきません。だから昨年は、ガッツリ取説を読んで臨んだ田植えでしたがそれでも読解力が無いのか良く分からない部分もあって苦労しました。ようやく田植え後半になって分かったことも多くてデジタルマシンの扱いに難儀しました。今の若い世代は、何の迷いもなく操作出来るのにね。まあ今年は、予習したので大丈夫、、のはず。

田植え機操作の予習・市街地代掻きの激戦区へ・2021
https://youtu.be/FXnr_Uu5mOw

2、メタルアートの制作体験

 田植え前にぜひ一度取材に行きたいと思っていた金沢美大同期の息子さんのメタルアート作家・古田航也さんの工房に行って来ました。3月に金沢市のしいのき迎賓館での作品展で観た自在置物のまるで生きているような作品に感動してぜひ林家の家宝にしようと制作依頼しました。その制作風景を撮影させてもらいました。ただの金属の板を叩いて形にして命の吹き込む作業は、見ていて不思議です。そしていろんな工程や道具の数々に興味津々。すると古田さんから叩いてみますか?と言われ制作体験をさせて頂きました。でも私が叩くとせっかく膨らんでいた作品がまた平に戻る始末。やはりなかなか熟練が必要ですね。ちなみに制作依頼したのは、鏡餅の前立て付きの兜を被ったトノサマガエルです。仕上がりは、7月とのこと楽しみです。

田植え前の肥料比重計量・メタルアート古田航也さんの工房訪問・2021
https://youtu.be/np2JgiLRMho

             令和2年産       新米発売日
宇宙米          16袋/39袋   41%   9月19日
女王さまミルキークィーン 126袋/332袋  38%   9月12日
超普通じゃないコシヒカリ 100袋/304袋  33%   9月15日
普通じゃないコシヒカリ  106袋/342袋  31%   9月12日
普通のコシヒカリ     144袋/354袋  41%   9月 4日
普通にミルキークィーン  32袋/87袋   37%   9月26日
ハナエチゼン       101袋/266袋  38%   8月23日
ひとめぼれ        143袋/294袋  49%   8月29日