23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。

「林さんち史上最速ハウス張り」2019年弥生4号

 超高速でハウス張りしたのは、いいけどその後の筋肉通がハンパなくて大変です。それでもどんどん春作業は、進んでいるのでそうも言ってられません。まあ風邪も引かずにいるので良しとします(o^-^o)


  在庫メーター     空←―――――――満
宇宙米          ■■■□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■□□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■□□□□□
普通にミルキークィーン  ■■■■■■□□□□
ハナエチゼン       ■■■■□□□□□□
ひとめぼれ        ■■■■■□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後


1.今週の林さんち・・・林さんち史上最速ハウス張り


 3月16、17日と大荒れの天気の中、野々市椿まつりに出店してその疲れもありましたが満を持して3月18日が晴れ予報だったのでハウス張り予定日にしていました。その日に合わせてピンポイントでバイトさん2名と研修生1名も段取りしてありました。もしも天気予報が晴れで当たっても風が強い場合は、張れません。この段取りも水泡に帰す危険もあったのでドキドキで18日の朝を迎えました。すると気温は、マイナスで氷も張ってましたが風は、弱い絶好のハウス張り日和になりました。そこで人数も確保出来たので一気に1日で全12棟を張ってしまおうと決断しました。今までもやってやれない年もありましたが翌日にハウスバンドで縛り切れずに持ち越した場合、風で飛んで行く危険があるので残り3棟は、張らずに止めていました。しかし翌19日の天気も穏やかな予報だったので行けるところまで行くことにしました。


林さんち史上最速ハウス張り・ラクハリくんで高速張り・2019
https://youtu.be/Lwn9yuKdwys


高速ハウス張り・ハウスバンド100本一気上げ・2019
https://youtu.be/FrpGyjcU3rg


 結果的には、予想どおり3棟のハウスバンドを縛られずに時間切れ。でも一気に1日で全棟張れたのは、快挙です。みんなも良く頑張ったと思います。たださすがに全身筋肉痛になりました。でも風が強い時は、風との綱引きになるのでこんなものでは、済まなかったので穏やかなお天気に感謝です。3棟残すにしても実は、万が一を考えて一番風当たりの強い端っこのハウスのバンドは、先に縛っておきました。これで少なくとも内側3棟の風当りは、弱くなるので最悪の事態には、ならないと考えました。でも実際は、そんな心配をよそに穏やかな夜でした(⌒‐⌒)


大型ハウスドア取り付け・育苗ハウスの仕上げです・2019
https://youtu.be/j4rGCyuv9O0


 そして翌日は、朝イチで残りのハウスバンドを縛ってからハウスドアの取り付け。中に敷くラブシートの準備をしました。いつもは、残った3~4棟のハウス張りをしてから行う作業を午前中から出来たので余裕です。たまに翌日からお天気が崩れてず~~っと張れないハウスが放置ということあったので実に精神衛生上も良かったです。でも今年は、ハウスのポリを外さずに上に巻き上げることにしました。昨年、大雪で潰れたハウスを復旧した際に冬の間、シートを巻き上げておきました。いろいろと工夫は、必要でしたがなんとか出来ました。だからこれが上手く行けば来年からこの大変なハウス張りの作業から開放される予定です。


2、種籾の準備に入りました


 林さんちの種まきに向けての準備が重要な段階に入りました。まずは、エコホープという天然由来の資材での種子消毒をします。苗半作と言われるほど苗作りは、重要ですがすでにこの段階から集中力を高めて作業をして行きます。エコホープは、静岡県農業試験場で見出された有効微生物です。その名も「トリコデルマ
アトロビリデSKT-1株」、、まあカビの一種?かな。種まきをして苗で育つと種籾が青いカビみたいなもので覆われています。平成9年にそれまでの化学合成農薬による消毒に嫌気が差して使用を止めてから6年、酸性水で失敗、HB101で失敗と散々な目に遭いました。その間、種籾がなぜかヌルヌルになるという症状でした。どうもそれまでは、化学合成農薬で抑えられていた雑菌類が繁殖したせいでした。しかも発芽率が低くて病気がちな苗になってしまいました。そこで平成15年にエコホープが試験販売された年に藁を掴む気持ちで即使用に踏み切りました。


エコホープで安全楽々種子消毒・でもかなり高価ですが・2019
https://youtu.be/QR2Lb41Ccsg


 それからと言うもののとても爽やかな種子消毒になりました。それでも種籾がヌルヌルになってしまうので二日おきの水替え時に揉み洗いをして水槽を移すようにしました。ヌルヌルも収まって種まきの精度も上がりなぜか劇的に発芽率がアップしました。最初は、理由が分からなかったのですが調べたらどうも種籾が持つ発芽阻害物質アブシジン酸を洗い流されたからだと考えました。でもこのアブシジン酸は、水では、洗い流せないという意見もあるのですが現実的には、発芽率がアップしているので効果が薄れていることは、事実です。このアブシジン酸は、熱に弱いので温湯消毒と言って種籾を60℃のお湯で10分消毒する方法だともっと効果を薄めることが出来ます。ただしエコホープは、1L7,279円、、これを1回に3L使用して4回行うので87,348円。でも温湯消毒は、時間がかかるので社員時給1300円×4時間×3人×4回=62,400円。約25,000円の差額ですが春先の忙しい時期に二日間分を買っていると思えば安いと計算しています(* ̄▽ ̄*)


種籾をシャブシャブ洗って発芽率アップ・2019
https://youtu.be/tElq6EUY9rc


 そして時間をかけて温湯消毒するのが紙マルチ栽培米の無農薬米と自然栽培米の「林さんちの宇宙米」です。さらに宇宙米の種籾は、自家採取をしているのでいろいろと処理が必要です。収穫したままの籾は、大小いろいろでしかもゴミも混じっています。そこで「脱芒(だつぼう)」という作業をしてヒゲ?を取ってあげます。その上で選別機の網を通して大きな粒を選びます。ところが昨年もそうでしたが今年は、さらに籾が小さかった。昨年は、猛暑と長雨で極端な不作でしたがその影響が種籾に出てしまいました。仕方ないので2番と呼ぶ少し小さい種籾も併用することになりました。昨年も使ったのですが苗自体の出来は、良かったので今年も上手く行くと信じています。


自然栽培米の種籾の脱芒(だつぼう)・今年さらに撃沈でした・2019
https://youtu.be/iJBHcQ2zkoM


 オマケ動画、、皆さん火の用心ですよo(^o^)o


春季火災予防運動・消火栓点検の数がハンパない!・2019
https://youtu.be/_UBmG4qeCnE


            平成30年産       新米発売日
宇宙米          10袋/38袋  26%   9月24日
超普通じゃないコシヒカリ 156袋/328袋  48%   9月20日
女王さまミルキークィーン 154袋/329袋  47%   9月 8日
普通じゃないコシヒカリ  191袋/352袋  54%   9月 2日
普通のコシヒカリ     185袋/345袋  54%   9月 2日
普通にミルキークィーン  65袋/114袋  57%   9月24日
ハナエチゼン       123袋/315袋  39%   8月18日
ひとめぼれ        175袋/352袋  50%   8月26日

            平成29年産       新米発売日
宇宙米           4袋/65袋  6%   9月22日