「時代とともにお正月餅も」2019年師走3号
12月ももうすでに折り返し。報恩講餅も終了して祝い餅もピークを越えいよいよお正月餅モードで移行中です。同時にスーパー各店への納品と販売が始まります。でももうここまで来れば社長の仕事は、終わっています。ただひたすらお店番の日々が始まります。
お正月餅の注文予約受付中!
https://www.hayashisanchi.co.jp/shop/osyougatsu.html?maga20191218
在庫メーター 空←―――――――満
宇宙米 ■■□□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■□□
普通にミルキークィーン ■■■■■■■■■□
ハナエチゼン ■■■■■■□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■□□□
詳しい数字は、メルマガの最後
1.今週の林さんち・・・時代とともにお正月餅も
毎日、全開でお正月餅の餅つきをしていますが35年前に始めた頃とは、大きく様変わりして来ています。餅なんて作ったことないのにいきなり餅加工場を農作業場を改装して作った初年度は、もうメチャクチャでした。とにかくまともな鏡餅が出来ず不良品の山。だから製造も長時間に及び午前ゼロ時を回ることもしばしばでした。それでも少しづつ製造も上手くなって要領も良くなって行きました。その頃は、とにかくスーパーで「搗きたて白のし餅1升」「搗きたて豆とぼ餅1升」が飛ぶように売れました。餅つきが間に合わないことあって凄かったです。ところがその「搗きたて餅」も10年ほど経つと少しづつ売れなくなりました。特に「搗きたて豆とぼ1升」が売れない。どうも核家族化で1升は、大き過ぎるのでは?と思い5合にサイズダウン。するとこれがヒットしてまた売上を上げました。
じゃあ「搗きたて白のし餅1升」もサイズダウンして5合にすればもっと売れるのでは?とやってみたところ撃沈。5合のとぼ餅は、形が塊でまだ大きく見えて「お得感」があったのですが白のし餅の1升を半分にして5合に小さくすると「お得感ゼロ」に見えたのです。同じ容量なのにお客様の感覚って面白いなと感じました。しかし「搗きたて白のし餅1升」の売れ行きが下がるばかり。というのも「搗きたて餅」を切るのが面倒という世代が多くなって来たのです。そこで「白のし切り餅5合」「豆とぼ切餅5合」を作りました。この商品は、わざと切った餅をバラバラにして袋に入れました。すると搗きたてでは、半分で5合にすると売れなかったのにバラバラにして袋に入れて量が多く見えると「お得感」が増しこれが良く売れました。ただこの商品は、袋が大きくて宅配には、向かないのでスーパー専用の商品になっています。
ところがここ10年ほどは、林さんちの近隣がメインの直売売り上げがなかなか上がらない。つまりお餅を昔は、たくさん食べていた世代がどんどん世代交代して来たのです。それでもネット通販で頑張ってなんとか売り上げを漸増させて来ました。ところが今度は、お餅屋さん自体が後継者不在で閉業されるところが多くなって来ました。するとそのお餅屋さんが取引していたスーパーさんから林さんちにSOSが発信されて来ました。でもこれらスーパーさんは、大手で県内各地に点在しています。林さんちの取引先のJAのAコープとは、違って卸価格が厳しい。でもその分一括大量納品で全量買取で返品は、ありません。Aコープさんは、卸価格が高い分返品があり納品は、各店舗に全て林さんちのスタッフが行っています。
だから林さんちでは、直売と卸価格高いけど手間暇かかるAコープ、卸価格低いけど手間のかからないスーパーのハイブリッド方式に最近では、なっています。さらに今年は、その大手スーパーさんから年末に「搗きたて餅」の注文が大量に入りました。もちろん買取なので林さんちは、売上が上がって良いのですが果たしてこのレアモノの商品が一般のスーパーで売れるの?ちゃんとタイミング良く切れるん?「硬くなった」と言ってクレームが来るんじゃないか?ととぉ~~っても不安。しかもこれまでの林さんちのお餅の歴史を巻き戻すような今回の「搗きたて餅」の大手スーパーでの販売。上手く行くことを祈るしかありません。でも搗きたて餅が圧倒的に美味しいのも事実。大企業の大量生産されたお餅と一線を画すこのお餅が旋風を巻き起こしてくれることを信じています(o^-^o)
2、令和元年最後の子供達との餅つきが終了
12月11日に白山市のとくの幼稚園に餅つきに行きました。今年最後の子供達の餅つきです。あと残りは、来年1月16日の野々市市の扇が丘幼稚園が令和元年度最後の餅つきです。それでも年内の子供達の米作り体験学習の締めくくりなので気持ちも違います。なんと言ってもとくの幼稚園の特徴は、昔ながらの薪とお釜を使ってセイロでの餅米蒸しです。お釜を使っての餅米蒸しをしている幼稚園もレアなのにさらにプロパンコンロじゃなくて「薪」ですから凄い。でも私が子供の頃は、これが普通でした。だから林家の餅つきの日は、朝起きると「薪の燃える匂い」「餅米の蒸す香り」が混じった感覚が私の記憶にインプットされています。私も「餅米の蒸す香り」の重要性は、分かっているので子供達に感じてもらうために苦心しています。林さんちの工場のボイラーで蒸して持って行っても子供達のテンションは、大幅ダウンです。
それに「薪の燃える匂い」が追加されれば子供達の記憶に強力に刻まれるのは、間違いありません。ちなみに林さんちの地域は、平野なので薪は、ありません。昔の人は、煮炊きを籾殻で行っていたそうです。そこでこういう場合に使うのは、林家では、「バギ」と呼んでいた剪定して落とした木や枝そして廃材が主な燃料です。なんで「バギ」と呼んでいたか分かりませんがなんとなく「マキ」の変形した感覚かな?と想像出来ます。ちなみに1970年、、昭和45年まで林家では、バギでお風呂を沸かしていました。奇しくも大阪万博の年で林家初のカラーテレビと電気温水器が導入された記念すべき年でした。つまりもう50年前の日本の風景が白山市のとくの幼稚園では、演じられているのです。まあ少なくとも私は、毎年、この薪での餅米蒸しを見るのが楽しみです。
そして子供達と餅つきの前にまずは、幼稚園で重要な「記念撮影」をします。これは、絶対に外せません。それからいよいよ餅つき開始ですが以前は、予め「もちっ子」いわゆる回転式の餅製造機でこねてから搗いていたのですが、私の意見で最初から人力で搗くようにしました。つまり小搗きと呼ばれる餅米の粒々を小さく小突いて潰す作業から搗くようになりました。やはり正規の餅つきを子供達に見せないともう一生見る機会がないかもしれないのです。しかしオール人力となるとかなり大変です。毎回、筋肉痛と握力が無くなる事態を招いていました。でもパパ達の参戦を呼びかけるようになって少しづつ参加人数も増えて今年は、特に人数が多かったのでとても助かりました。豊富な戦力を湯水のように使っての贅沢な餅つきをしました。
あとなんと言ってもとくの幼稚園の園児がハンパなく餅つきが上手!年少の時からダンボール製の杵、臼で餅つきの練習をしているのです。だから多くの幼稚園では、先生や保護者が補助しながらの餅つきですがここは、しっかりと自立しての餅つきが出来ます。今の日本では、もしかしたらこの時の餅つきが一生で最後の餅つきになるかもしれないのでとても大切な経験になります。そして思わぬ機会で餅つきの場面に出くわした時に「昔取った杵柄」を思い出して成果を出してくれると信じています。
園児がハンパないとくの幼稚園餅つき・パパ達も大活躍・2019
https://youtu.be/QcgOn53iYJM
令和元年産 新米発売日
宇宙米 4袋/24袋 17% 9月21日
超普通じゃないコシヒカリ 158袋/245袋 64% 9月19日
女王さまミルキークィーン 190袋/251袋 76% 9月18日
普通じゃないコシヒカリ 234袋/323袋 72% 9月12日
普通のコシヒカリ 378袋/494袋 76% 9月 4日
普通にミルキークィーン 87袋/102袋 85% 9月24日
ハナエチゼン 141袋/245袋 58% 8月17日
ひとめぼれ 183袋/280袋 65% 8月22日
平成30年産 新米発売日
女王さまミルキークィーン 14袋/251袋 6% 9月18日
お正月餅の注文予約受付中!
https://www.hayashisanchi.co.jp/shop/osyougatsu.html?maga20191218
在庫メーター 空←―――――――満
宇宙米 ■■□□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■□□
普通にミルキークィーン ■■■■■■■■■□
ハナエチゼン ■■■■■■□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■□□□
詳しい数字は、メルマガの最後
1.今週の林さんち・・・時代とともにお正月餅も
毎日、全開でお正月餅の餅つきをしていますが35年前に始めた頃とは、大きく様変わりして来ています。餅なんて作ったことないのにいきなり餅加工場を農作業場を改装して作った初年度は、もうメチャクチャでした。とにかくまともな鏡餅が出来ず不良品の山。だから製造も長時間に及び午前ゼロ時を回ることもしばしばでした。それでも少しづつ製造も上手くなって要領も良くなって行きました。その頃は、とにかくスーパーで「搗きたて白のし餅1升」「搗きたて豆とぼ餅1升」が飛ぶように売れました。餅つきが間に合わないことあって凄かったです。ところがその「搗きたて餅」も10年ほど経つと少しづつ売れなくなりました。特に「搗きたて豆とぼ1升」が売れない。どうも核家族化で1升は、大き過ぎるのでは?と思い5合にサイズダウン。するとこれがヒットしてまた売上を上げました。
じゃあ「搗きたて白のし餅1升」もサイズダウンして5合にすればもっと売れるのでは?とやってみたところ撃沈。5合のとぼ餅は、形が塊でまだ大きく見えて「お得感」があったのですが白のし餅の1升を半分にして5合に小さくすると「お得感ゼロ」に見えたのです。同じ容量なのにお客様の感覚って面白いなと感じました。しかし「搗きたて白のし餅1升」の売れ行きが下がるばかり。というのも「搗きたて餅」を切るのが面倒という世代が多くなって来たのです。そこで「白のし切り餅5合」「豆とぼ切餅5合」を作りました。この商品は、わざと切った餅をバラバラにして袋に入れました。すると搗きたてでは、半分で5合にすると売れなかったのにバラバラにして袋に入れて量が多く見えると「お得感」が増しこれが良く売れました。ただこの商品は、袋が大きくて宅配には、向かないのでスーパー専用の商品になっています。
ところがここ10年ほどは、林さんちの近隣がメインの直売売り上げがなかなか上がらない。つまりお餅を昔は、たくさん食べていた世代がどんどん世代交代して来たのです。それでもネット通販で頑張ってなんとか売り上げを漸増させて来ました。ところが今度は、お餅屋さん自体が後継者不在で閉業されるところが多くなって来ました。するとそのお餅屋さんが取引していたスーパーさんから林さんちにSOSが発信されて来ました。でもこれらスーパーさんは、大手で県内各地に点在しています。林さんちの取引先のJAのAコープとは、違って卸価格が厳しい。でもその分一括大量納品で全量買取で返品は、ありません。Aコープさんは、卸価格が高い分返品があり納品は、各店舗に全て林さんちのスタッフが行っています。
だから林さんちでは、直売と卸価格高いけど手間暇かかるAコープ、卸価格低いけど手間のかからないスーパーのハイブリッド方式に最近では、なっています。さらに今年は、その大手スーパーさんから年末に「搗きたて餅」の注文が大量に入りました。もちろん買取なので林さんちは、売上が上がって良いのですが果たしてこのレアモノの商品が一般のスーパーで売れるの?ちゃんとタイミング良く切れるん?「硬くなった」と言ってクレームが来るんじゃないか?ととぉ~~っても不安。しかもこれまでの林さんちのお餅の歴史を巻き戻すような今回の「搗きたて餅」の大手スーパーでの販売。上手く行くことを祈るしかありません。でも搗きたて餅が圧倒的に美味しいのも事実。大企業の大量生産されたお餅と一線を画すこのお餅が旋風を巻き起こしてくれることを信じています(o^-^o)
2、令和元年最後の子供達との餅つきが終了
12月11日に白山市のとくの幼稚園に餅つきに行きました。今年最後の子供達の餅つきです。あと残りは、来年1月16日の野々市市の扇が丘幼稚園が令和元年度最後の餅つきです。それでも年内の子供達の米作り体験学習の締めくくりなので気持ちも違います。なんと言ってもとくの幼稚園の特徴は、昔ながらの薪とお釜を使ってセイロでの餅米蒸しです。お釜を使っての餅米蒸しをしている幼稚園もレアなのにさらにプロパンコンロじゃなくて「薪」ですから凄い。でも私が子供の頃は、これが普通でした。だから林家の餅つきの日は、朝起きると「薪の燃える匂い」「餅米の蒸す香り」が混じった感覚が私の記憶にインプットされています。私も「餅米の蒸す香り」の重要性は、分かっているので子供達に感じてもらうために苦心しています。林さんちの工場のボイラーで蒸して持って行っても子供達のテンションは、大幅ダウンです。
それに「薪の燃える匂い」が追加されれば子供達の記憶に強力に刻まれるのは、間違いありません。ちなみに林さんちの地域は、平野なので薪は、ありません。昔の人は、煮炊きを籾殻で行っていたそうです。そこでこういう場合に使うのは、林家では、「バギ」と呼んでいた剪定して落とした木や枝そして廃材が主な燃料です。なんで「バギ」と呼んでいたか分かりませんがなんとなく「マキ」の変形した感覚かな?と想像出来ます。ちなみに1970年、、昭和45年まで林家では、バギでお風呂を沸かしていました。奇しくも大阪万博の年で林家初のカラーテレビと電気温水器が導入された記念すべき年でした。つまりもう50年前の日本の風景が白山市のとくの幼稚園では、演じられているのです。まあ少なくとも私は、毎年、この薪での餅米蒸しを見るのが楽しみです。
そして子供達と餅つきの前にまずは、幼稚園で重要な「記念撮影」をします。これは、絶対に外せません。それからいよいよ餅つき開始ですが以前は、予め「もちっ子」いわゆる回転式の餅製造機でこねてから搗いていたのですが、私の意見で最初から人力で搗くようにしました。つまり小搗きと呼ばれる餅米の粒々を小さく小突いて潰す作業から搗くようになりました。やはり正規の餅つきを子供達に見せないともう一生見る機会がないかもしれないのです。しかしオール人力となるとかなり大変です。毎回、筋肉痛と握力が無くなる事態を招いていました。でもパパ達の参戦を呼びかけるようになって少しづつ参加人数も増えて今年は、特に人数が多かったのでとても助かりました。豊富な戦力を湯水のように使っての贅沢な餅つきをしました。
あとなんと言ってもとくの幼稚園の園児がハンパなく餅つきが上手!年少の時からダンボール製の杵、臼で餅つきの練習をしているのです。だから多くの幼稚園では、先生や保護者が補助しながらの餅つきですがここは、しっかりと自立しての餅つきが出来ます。今の日本では、もしかしたらこの時の餅つきが一生で最後の餅つきになるかもしれないのでとても大切な経験になります。そして思わぬ機会で餅つきの場面に出くわした時に「昔取った杵柄」を思い出して成果を出してくれると信じています。
園児がハンパないとくの幼稚園餅つき・パパ達も大活躍・2019
https://youtu.be/QcgOn53iYJM
令和元年産 新米発売日
宇宙米 4袋/24袋 17% 9月21日
超普通じゃないコシヒカリ 158袋/245袋 64% 9月19日
女王さまミルキークィーン 190袋/251袋 76% 9月18日
普通じゃないコシヒカリ 234袋/323袋 72% 9月12日
普通のコシヒカリ 378袋/494袋 76% 9月 4日
普通にミルキークィーン 87袋/102袋 85% 9月24日
ハナエチゼン 141袋/245袋 58% 8月17日
ひとめぼれ 183袋/280袋 65% 8月22日
平成30年産 新米発売日
女王さまミルキークィーン 14袋/251袋 6% 9月18日