「林さんちの改造農機具の数々」2019年卯月1号
種まきが始まり苗がハウスに並び始めました。もうこうなると待った無しの林さんちです。世の中は、花見で盛り上がっていますがそれどころじゃない林さんち。それでもなんとか時間を作ってプチお花見もする予定です。ホワイト企業とは、言わないけれどせめて薄いグレーで行きたいです(o^-^o)
在庫メーター 空←―――――――満
宇宙米 ■■■□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■□□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■□□□□□
普通にミルキークィーン ■■■■■■□□□□
ハナエチゼン ■■■■□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後
1.今週の林さんち・・・林さんちの改造農機具の数々
いよいよ田んぼをトラクターで耕しています。荒起こしと呼ばれる作業です。ただし林さんちの田んぼは、市街地に多くコンクリート壁に囲まれた場所が多いのです。トラクターに付けるロータリーという荒起こしの機械は、中で爪が回転していますがどうしても壁際に爪が届きません。そこで昔は、残った部分は、人力でスコップで掘っていました。別にそんなギリギリには、田植えしないので耕す必要もないように思いますが耕さないと壁際から水が漏れます。林さんちの超乾田では、必ず耕してあげないと水漏れが激しいです。あと草も生えるので耕すようにしています。
壁際ギリギリも耕す・改造型ディスクカッター・2019
https://youtu.be/Dq7fRRHToJ4
このディスクカッターは、購入したままの形だとまったく耕せません。ただ壁際にくっ付いた土を分離する程度。なんでこんな役に立たないモノを販売するのか分かりませんが林さんちでは、使い物にならないので改造しています。一旦、ディスクの取り付け部分を切り離しそこに鉄板を当ててイン側に少しずらしさらに角度も少し捻って溶接しています。これで壁際の土を回っているロータリーの爪の位置まで持って来れます。わずかな改造ですが効果は、絶大です。現代農業という業界紙にも紹介された林さんちのナイス改造の農機具です。そして他にも改造された農機具が数々ありますが一番は、やはり種まき機です。
林さんちの出芽の方法・多くの失敗の末のシステムです・2019
https://youtu.be/BiBSUK2fEQI
林さんちでは、11,310箱の種まきを5回に分けて行います。大体2000~2500箱を1回で種まきします。ところが市販の種まき機が1時間に300~400箱。と言うことは、1回の種まきに7~8時間かかる計算。この春先のただでも作業が多くて時間が無い時期に1日種まきしていたのでは、田植えに間に合いません。しかも苗をハウスに並べる時間も半日必要です。そこで半日で種まきできるように1時間800箱で種まきできる強力モーターを取り付けて改造しました。これで半日で種まき、半日苗を並べるということで1日で出来るようになりました。他にも林さんちには、改造農機具の数々があります。でも動画にもありますがなんでも自作して逆に失敗というパターンもあります。プロに任すか自作かの見極めも大切ですo(^o^)o
2、種まきが始まりました
毎年のことですが種まきは、緊張します。まずは、その前の催芽で勝負が決まります。まずは、発芽阻害物質アブジシン酸の効果を薄めるために種籾を揉み洗いします。でもこの時期は、まだまだ水が冷たくてストーブに火を点けてから作業を開始します。作業後は、冷え切った手を温めるのにみんなストーブに直行です。
種籾をシャブシャブ洗って発芽率アップ・2019
https://youtu.be/tElq6EUY9rc
シャブシャブした種籾を催芽の水槽に入れて32度に加温しながら空気もブクブク入れて行きます。これによってハト胸状態と呼ばれる芽と根がわずかに顔を出した状態に持って行きます。林さんちでは、ジャグジーと言っていますがこれまた自作のスノコにパイプをセットした装置です。もう24年も使っている古い機械です。最近では、もっと性能の良い装置も販売されているようですが、1年で5回しか使わない農機具にお金をそうそう使えません。壊れない限りは、この機械で行くつもりです。
苗半作!完璧な催芽が勝負の分かれ目・2019
https://youtu.be/zbI6bmoqvas
催芽が始まると眠れない夜がやって来ます。年によって催芽のタイミングがまったく違うのです。種籾の生産された年のお天気の影響や品種の違い等々。だから頻繁に種籾を水槽から揚げて確認する必要があります。これが明るいうちにほぼ催芽出来ると楽なんですが夜になっても出来ないと深夜に何度も確認することになります。そしてハト胸になったと言って喜んで加温を止めてもすぐに水温も下がらないので水を入れて催芽に急ブレーキをかけます。さらに水を入れても低い温度でも催芽は、わずかに進みます。特に気温の高い日は、思ったより進んでモヤシ状態になって失敗したこともあります。モヤシ状態になると種まき機に引っ掛かって精度が落ちます。だからそのわずかに進む分も計算して早めのブレーキングが重要です。
催芽は、ブレーキングが難しい・出し過ぎ注意!・2019
https://youtu.be/MAY5IKdsvmE
そして種まきを迎えるのですがまずは、種籾を脱水します。多くの農家さんでは、この脱水作業をしてさらに干していることが多いのですが林さんちの脱水機は、以前、母が勤めていた豆腐製造メーカーにあった強力脱水機を頂いて使っているので干さなくても十分です。そして催芽がうまく揃うと種まきの精度も高くなるので播種量も誤差1g程度まで上がります。上手く催芽も出来たので1回目にしては、順調に種まき出来ました。あとは、バッチリ出芽が揃っていることを祈るのみです(⌒‐⌒)
播種機改造して1時間800箱・高速種まきです・2019
https://youtu.be/E3f1Nj9GJ6w
平成30年産 新米発売日
宇宙米 10袋/38袋 26% 9月24日
超普通じゃないコシヒカリ 151袋/328袋 46% 9月20日
女王さまミルキークィーン 152袋/329袋 46% 9月 8日
普通じゃないコシヒカリ 190袋/352袋 54% 9月 2日
普通のコシヒカリ 180袋/345袋 52% 9月 2日
普通にミルキークィーン 65袋/114袋 57% 9月24日
ハナエチゼン 117袋/315袋 37% 8月18日
ひとめぼれ 173袋/352袋 49% 8月26日
平成29年産 新米発売日
宇宙米 4袋/65袋 6% 9月22日
在庫メーター 空←―――――――満
宇宙米 ■■■□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■□□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■□□□□□
普通にミルキークィーン ■■■■■■□□□□
ハナエチゼン ■■■■□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後
1.今週の林さんち・・・林さんちの改造農機具の数々
いよいよ田んぼをトラクターで耕しています。荒起こしと呼ばれる作業です。ただし林さんちの田んぼは、市街地に多くコンクリート壁に囲まれた場所が多いのです。トラクターに付けるロータリーという荒起こしの機械は、中で爪が回転していますがどうしても壁際に爪が届きません。そこで昔は、残った部分は、人力でスコップで掘っていました。別にそんなギリギリには、田植えしないので耕す必要もないように思いますが耕さないと壁際から水が漏れます。林さんちの超乾田では、必ず耕してあげないと水漏れが激しいです。あと草も生えるので耕すようにしています。
壁際ギリギリも耕す・改造型ディスクカッター・2019
https://youtu.be/Dq7fRRHToJ4
このディスクカッターは、購入したままの形だとまったく耕せません。ただ壁際にくっ付いた土を分離する程度。なんでこんな役に立たないモノを販売するのか分かりませんが林さんちでは、使い物にならないので改造しています。一旦、ディスクの取り付け部分を切り離しそこに鉄板を当ててイン側に少しずらしさらに角度も少し捻って溶接しています。これで壁際の土を回っているロータリーの爪の位置まで持って来れます。わずかな改造ですが効果は、絶大です。現代農業という業界紙にも紹介された林さんちのナイス改造の農機具です。そして他にも改造された農機具が数々ありますが一番は、やはり種まき機です。
林さんちの出芽の方法・多くの失敗の末のシステムです・2019
https://youtu.be/BiBSUK2fEQI
林さんちでは、11,310箱の種まきを5回に分けて行います。大体2000~2500箱を1回で種まきします。ところが市販の種まき機が1時間に300~400箱。と言うことは、1回の種まきに7~8時間かかる計算。この春先のただでも作業が多くて時間が無い時期に1日種まきしていたのでは、田植えに間に合いません。しかも苗をハウスに並べる時間も半日必要です。そこで半日で種まきできるように1時間800箱で種まきできる強力モーターを取り付けて改造しました。これで半日で種まき、半日苗を並べるということで1日で出来るようになりました。他にも林さんちには、改造農機具の数々があります。でも動画にもありますがなんでも自作して逆に失敗というパターンもあります。プロに任すか自作かの見極めも大切ですo(^o^)o
2、種まきが始まりました
毎年のことですが種まきは、緊張します。まずは、その前の催芽で勝負が決まります。まずは、発芽阻害物質アブジシン酸の効果を薄めるために種籾を揉み洗いします。でもこの時期は、まだまだ水が冷たくてストーブに火を点けてから作業を開始します。作業後は、冷え切った手を温めるのにみんなストーブに直行です。
種籾をシャブシャブ洗って発芽率アップ・2019
https://youtu.be/tElq6EUY9rc
シャブシャブした種籾を催芽の水槽に入れて32度に加温しながら空気もブクブク入れて行きます。これによってハト胸状態と呼ばれる芽と根がわずかに顔を出した状態に持って行きます。林さんちでは、ジャグジーと言っていますがこれまた自作のスノコにパイプをセットした装置です。もう24年も使っている古い機械です。最近では、もっと性能の良い装置も販売されているようですが、1年で5回しか使わない農機具にお金をそうそう使えません。壊れない限りは、この機械で行くつもりです。
苗半作!完璧な催芽が勝負の分かれ目・2019
https://youtu.be/zbI6bmoqvas
催芽が始まると眠れない夜がやって来ます。年によって催芽のタイミングがまったく違うのです。種籾の生産された年のお天気の影響や品種の違い等々。だから頻繁に種籾を水槽から揚げて確認する必要があります。これが明るいうちにほぼ催芽出来ると楽なんですが夜になっても出来ないと深夜に何度も確認することになります。そしてハト胸になったと言って喜んで加温を止めてもすぐに水温も下がらないので水を入れて催芽に急ブレーキをかけます。さらに水を入れても低い温度でも催芽は、わずかに進みます。特に気温の高い日は、思ったより進んでモヤシ状態になって失敗したこともあります。モヤシ状態になると種まき機に引っ掛かって精度が落ちます。だからそのわずかに進む分も計算して早めのブレーキングが重要です。
催芽は、ブレーキングが難しい・出し過ぎ注意!・2019
https://youtu.be/MAY5IKdsvmE
そして種まきを迎えるのですがまずは、種籾を脱水します。多くの農家さんでは、この脱水作業をしてさらに干していることが多いのですが林さんちの脱水機は、以前、母が勤めていた豆腐製造メーカーにあった強力脱水機を頂いて使っているので干さなくても十分です。そして催芽がうまく揃うと種まきの精度も高くなるので播種量も誤差1g程度まで上がります。上手く催芽も出来たので1回目にしては、順調に種まき出来ました。あとは、バッチリ出芽が揃っていることを祈るのみです(⌒‐⌒)
播種機改造して1時間800箱・高速種まきです・2019
https://youtu.be/E3f1Nj9GJ6w
平成30年産 新米発売日
宇宙米 10袋/38袋 26% 9月24日
超普通じゃないコシヒカリ 151袋/328袋 46% 9月20日
女王さまミルキークィーン 152袋/329袋 46% 9月 8日
普通じゃないコシヒカリ 190袋/352袋 54% 9月 2日
普通のコシヒカリ 180袋/345袋 52% 9月 2日
普通にミルキークィーン 65袋/114袋 57% 9月24日
ハナエチゼン 117袋/315袋 37% 8月18日
ひとめぼれ 173袋/352袋 49% 8月26日
平成29年産 新米発売日
宇宙米 4袋/65袋 6% 9月22日