23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。

「食育は、農業経営を救う」2018年霜月1号

 11月に入って北陸らしく時雨れる日も増えて来ました。でも9月より良い天気が多いような気がします。そして私の脳みそは、年末のお正月餅の段取りで一杯になって来ました。


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  在庫メーター     空←―――――――満
宇宙米          ■■■■■■■■□□
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■□□
普通にミルキークィーン  ■■■■■■■■■□
ハナエチゼン       ■■■■■■■□□□
ひとめぼれ        ■■■■■■■■□□
詳しい数字は、メルマガの最後



1.今週の林さんち・・・食育は、農業経営を救う


 10月29日に北信越ブロック農業法人研修交流会が金沢市で開催されました。基調講演の飯山先生のプラス思考の講演は、本当に今の私にストライクど真ん中。思いは、言葉にしてこそ実現する。しかもマイナス思考の言葉は、逆に自分をどんどんネガティブに引き込んでいくということ。飯山先生は、あのピョンチャンオリンピックの高木菜那選手のメンタルコーチをされていて金メダル2個獲得に貢献しています。全国消防操法大会に出場を分団長になった5年前に宣言。まさしく言葉に出して目標を達成したが肝心の全国大会で惨敗。目標を全国制覇にしておけば良かったと悔やんでからというものマイナス思考にとらわれていました。その私を一気にプラス思考に持って行ってくれた講演でした。本当に感謝です。


 この講演会で一気にプラス思考のまま分科会に突入。「組織活性化」「農業政策」の二つの分科会に加え私が司会で「食育は、農業経営を救う」と題して「食育地域活性化」の分科会を開催しました。この分科会をどう進めて行くかをこの半年いろいろと考えました。私の仲間で岡元農場さんと野村農産さんが、異なる食育活動をされているのでこの2社の事例発表をたたき台にしてパネルディスかション形式で出来ないかと考えました。しかし食育を言葉で表現するのは、とても難しいので2社のパワーポイントにに加え私の事例発表用の動画を使うことにしました。でも延べ3時間ほどある動画を10分にまとめるのは、至難の業でしたがなんとか出来上がりました。


林さんちの食育活動の1年を10分にまとめてみた・2018
https://youtu.be/Z7xhWYDyGBE


 実質70分間の間でこの事例発表を20分で切り上げてから各県からの事例発表をしてもらう予定でした。ところがあまり手を挙げてくれないのです。これは、想定外でした。そこで石川県の参加者に話を振ると全員長々と話をし始めました。え~マズイと思ったけど全員に発表してもらいました。まあおそらく他県からの発表は、無いと思って各県にどうですか?と話を振ったら今度は、たくさん出て来てしまい、、。結局、事例発表ばかりで肝心な議論になりませんでした。完全に司会者の進行ミスでした。最後は、無理やり石川県の取り組みの発表を紹介してぜひ他県でも食育活動を広めてくださいと言うにとどまりました。


 やってみて感じたのは、農業法人の方々は、あまり食育に関しては、興味がないと感じました。中学校や農業高校からの職場体験を受け入れていますが自ら能動的とは、言い難い。これだけ大事なことなのにまだまだ認識が低いと感じました。今回の交流会には、全国農業法人協会の会長さんも参加されていて。そんな少し落ち込んだ私に対し食育も取り組んでいかねばならないとおっしゃってくれたので成果もあったかなと思います。子供達への食育もですが農業法人への啓蒙していかねばならないなと感じた1日でした。


2.初ハローワークをしました


 早くも11月。お正月餅の製造も始まるのですがいかんせん。まったくバイトさんが集まっていない。いつも来てくれた方が県外に就職したり他のバイトに入って抜けられないとか。毎年のことだがこの時期になるとバイトのことで悩んでいます。どの業種も同じだけど私の周囲の農業法人は、特にお正月餅、クリスマスケーキ、おせちと年末からお正月にかけての加工製造販売をしているところが多い。そしてこの時期に経営者に会うと異口同音に人手不足を言っています。私もその悩みをある経営者に相談したら有料求人サイトも効果あるけどまずは、ハローワークを申し込んでみたらと言われました。そうかその手もあったかと思い藁にもすがる思いで管轄の白山市のハローワークにさっそく行きました。


 なにせ初めてのハローワークなのでとにかく総合受付でバイト募集をしたいのですがと言うと窓口を教えてもらいました。そこで番号札を受け取って待っていると担当の方から呼び出しがありました。まずは、申請書と地図の記入をしてくださいと言うので用紙を見ると細かい記入がビッシリ。さらにいきなり自社のPR文を書いたり会社への地図をフリーハンドで描くという作業をその場でやることに。う~んこのレベルと量だと持ち帰って記入したいと思ったけどそうも行かないようなので汗を書きながら記入。でも担当の方は、とても親切で分からないところは、一つ一つ説明してくれました。あと就業規則のことを聞かれたが細かいところがあいまいで持って行くべきだったと思いましたがなんとかクリア。最後は、面接の連絡先を確認して無事申請が終わりました。


 でもなぜハローワークの利用をこれまでしなかったか?実は、父の代に餅つきのパートさんをハローワークで雇ったことがありました。でも当時の林さんちの環境もまだただの農家レベルで良くなかったこともあったのか来られた方のモチベーションがとても低かった。何名か来られたけど1日で翌日から来られないを繰り返したので募集を止めたことがあります。今思えば雇用する側と雇用される側は、鏡に映った者同士。林さんちのレベルに合った方しか来られないと考えるとその状況は、容易に分かります。でも当時は、それに懲りてから友人知人を頼ってバイトさんを集めるようになりました。さらに8年前に農家仲間で出資して金沢市にアンテナショップ「風土金澤」を出店した時もハローワークで従業員を募集しました。


 ところがこれまた以前の林さんち同様でモチベーションの低い方が来てしまいました。しまいには、就業態度が悪い方もいて困り果ててしまいました。ところが共同出資のアンテナショップなので就業規則も無く辞めてもらう時にトラブル多発。酷い時は、労働局へ訴えられて6ヶ月分の給料をふんだくられてしまう有様。ハローワークで募集をする以上雇う側のレベルも上げておかないとちゃんとした方がなかなか来ないと言うのは、以前の林さんちと同じです。この件をキッカケに林さんちの就業規則もしっかりと作成しました。でも申請をしてからすでに1週間まったくの音沙汰無し。まあ有効求人倍率2倍の石川県ですからそうそう簡単には、行きませんね。そして今現在も必死にいろんな方に声かけしてバイトさん募集中です。毎年のことですが結局なんとかなっています。キツイけど集中力を上げて頑張りますo(^o^)o


            平成30年産       新米発売日
宇宙米          31袋/38袋  81%   9月24日
超普通じゃないコシヒカリ 268袋/328袋  82%   9月20日
女王さまミルキークィーン 256袋/329袋  78%   9月 8日
普通じゃないコシヒカリ  282袋/352袋  80%   9月 2日
普通のコシヒカリ     270袋/345袋  78%   9月 2日
普通にミルキークィーン  98袋/114袋  86%   9月24日
ハナエチゼン       213袋/315袋  68%   8月18日
ひとめぼれ        268袋/352袋  76%   8月26日

            平成29年産       新米発売日
宇宙米           10袋/65袋  17%   9月22日