23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。

「気温34℃の中ハウスを復旧」2018年葉月1号

 連日猛暑で3週間以上、雨が降っていません。ようやく台風12号が石川県を直撃コースで来るはずが大きくカーブ。よりによって洪水被害で苦しんでいる西日本を再度襲ってしまいました。稲は、用水の水が豊富ですが大豆がヤバイです。また不作になる危険があります。夕立で良いので降って欲しいです。


  在庫メーター     空←―――――――満
宇宙米          ■■■□□□□□□□
超普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□
女王さまミルキークィーン □□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■□□□□□□□□□
普通にミルキークィーン  ■□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■□□□□□□□□□
ひとめぼれ        □□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後



1.今週の林さんち・・・気温34℃の中ハウスを復旧


 7月25日にいよいよハウスのパイプ組立が終了したのでハクリョクシートを張りました。しかし気温が34度!ハクリョクシートは、倉庫用のシートで表面が真っ白太陽光を反射します。さらに雨や雪を弾くために表面がツルツルです。このハクリョクシートを上に載せた後、天井にビニペットスプリングという針金をレールに入れてシートを留めて行く作業をします。ところが上からの太陽光と下からの反射で両面焼きで汗が滝のように流れます。しかもツルツルの表面で足が滑るので這いつくばっての作業。さらに通常は、透明のポリフィルムの時は、中のパイプが見えるので安心して歩いて作業をするのですが不透明で見えないので手探りの作業です。


 途中から飲み物も持参すべきだったと思いましたが一度天井に登ると端から端に行かないと途中から降りれません。40mを這いながら進んでなんとかスプリングを留め終わって降りたら軽いめまいと足の痺れ。これって熱中症の初期症状です。慌てて休憩所に戻りスポーツドリンクを飲んで扇風機で身体を冷やしました。なんとか体調も戻ったので作業を再開。サイドのビニペットスプリングを入れハウスバンドを留めて完成です。2月5日に潰して以来半年ぶりの復旧です。


大雪で潰れたハウスを気温34℃の中、復旧完了・2018
https://youtu.be/cW4NK97OUoc


 今回、せっかく直すなら以前より良くしようということで少し工夫をしました。まずは、大雪が降った際にハクリョクシートをクルクルと天井まで巻き上げる装置を付けました。元々育苗ハウスなので通気のためにポリフィルムを巻き上げる装置が付いています。でも倉庫用に使うので以前は、付けてありませんでした。だから雪が積もってヤバイとなるとシートを切るしかないのです。でも1m当たり3,139円(税込)40mで12万5千。2棟分で25万円をカッターで切る判断が出来なかったのです。そこで今回は、ヤバイとなればハウスバンドを切ってサイドスプリングを外し天井までクルクルと巻き上げます。でも結局、その判断が出来なければ同じです。もし次があるなら英断を心がけます!


2.念ずれば花開く


 7月28日に第66回石川県消防操法大会が開催されました。我が野々市市消防団第2分団は、6月24日の第2回白山野々市川北消防訓練大会で優勝しポンプ車操法と小型ポンプ操法のダブル出場です。そしてその小型ポンプ操法で優勝。10月19日に富山市で開催される第26回全国消防操法大会に出場します。実は、8年前の全国大会に我が野々市市消防団第2分団が出場しています。でもこの時は、県大会での競技は、なくてクジ引き!でした。というのも石川県は、それまでずっと小型ポンプ操法に出場していなかったのです。全国大会は、2年おきに開催されさらに各県からポンプ車操法と小型ポンプ操法で交互に出場することになっています。


 つまりポンプ車操法と小型ポンプ操法は、4年おきの出場になります。ところが石川県だけポンプ車操法しか出ていなかったので優勝を含め上位入賞を繰り返した結果、小型ポンプ操法も出ろとなったのです。でも全国仕様の小型ポンプ操法をしている分団が石川県には、ありませんでした。県大会でもどう競技すれば良いか分からない状態でした。そこで全国大会の前年にエントリーした3つの分団、野々市市消防団第2分団、小松市消防団矢田野分団、能登町消防団三波分団でクジ引きをしました。通常は、その年の夏の県大会で出場が決まり秋には、全国大会ですがなにせまったくの白紙状態。1年以上の猶予が与えられたのです。そこで見事に当たりクジを引きました。そこから手探りでビデオを観たり県外の消防団に見学
に行って勉強して全国仕様の小型ポンプ操法を仕上げて行きました。


 そして迎えた愛知県蒲郡市での全国大会に出場したのですが大失敗をしてしまいブービーでした。その時のショックは、今でも覚えています。1年以上に渡る日々の練習。当時は、副分団長だった私は、毎晩の消防メシ作りに会計やその他の雑務をしながら練習にも毎日参加して頑張っていました。はっきり言って仕事もあまりしなかったと思います。まあおかげでその年から社員さんが自主性を持って仕事をしてくれるようになったのは、良かったのですが。ただ全てを犠牲にして臨んだ全国大会の大失敗は、完全にトラウマになってしまいました。周囲からは、「所詮クジ引きで出たからや」と揶揄されました。3ヶ月ほど何もやる気が出ませんでした。そして4年前は、能登町消防団三波分団が全国大会に推薦で出場。


 ようやく8年で迎えた出場のチャンス。まずは、白山野々市川北消防訓練大会で優勝しないといけません。その予選を強豪がいる中、優勝で突破したのは、凄かったです。そして今回は、クジ引きじゃなくてガチで競技することになった県大会では、いつもの3隊での争いになりました。特に三波さんは、ポンプ車操法で全国優勝もしている超強豪です。8年前のトラウマを払拭するには、同じく全国大会に行くしかありません。ところが1番手の我々の操法の前に事務局のミスでなんと水槽の水を溢れさすトラブル。水を拭いてくれましたが我々がする時は、まだ半渇き状態ですが時間もすでに押していてその状態で開始合図が出てしまいました。そして予想通り選手がそこで滑ってしまいいつものタイムが出ません。げぇ~~ヤ
バイと思ったのですがそこからリカバリーしてベストとは、行きませんがまあまあのタイムが出ました。そして結果は、なんと0.6点差の僅差での優勝決定でした。


 念ずれば花開く、、ずっとこの日を夢見て常々言葉にして来ました。その私の目標に見事応えてくれた選手に本当に感謝です。何も出来ずにあれよあれよと終わった8年前の全国大会。あの時は、嬉しくではしゃいでしまい全国出場ジャンパー、ベンチウォーマー、Tシャツ、垂れ幕と作りましたが全部無駄でした。今年は、最低限の準備で操法に特化して落ち着いて臨みます。そして富山市で開催の近い地の利を活かしてなるべく省エネで行きます。あとは、まだまだ猛暑が続くのでしばらく夏休みです(o^-^o)


             平成29年産       新米発売日
宇宙米          18袋/65袋  28%   9月22日
超普通じゃないコシヒカリ 26袋/305袋  11%   9月20日
女王さまミルキークィーン  0袋/245袋  0%   9月22日
普通じゃないコシヒカリ  29袋/323袋  9%   9月 9日
普通のコシヒカリ     25袋/323袋  9%   9月 9日
普通にミルキークィーン   9袋/105袋  12%   9月23日
ハナエチゼン        8袋/315袋  4%   8月21日
ひとめぼれ         0袋/420袋  0%   9月 2日