「600枚稲刈りしてもラスト1枚が勝負です」 2014年 長月4号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
林さんちのあぐらぐち物語 2014年 長月4号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2014年 長月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
ついに林さんちの新米がフルラインナップです。早稲の稲刈りが雨で手こず
ったせいでかなり遅れそうでした。でも林さんちのニュージェネレーションの
頑張りであり得ないラストスパートをかけて新米発売にこぎつけました。コシ
ヒカリ、ミルキーとも最高の出来になりました。ご賞味ください(o^-^o)
超コシ、女王さまミルキー、普通にミルキー、宇宙米、新米発売開始です!
誰よりも早く食べてみてください!
http://www.hayashisanchi.jp?maga201400813
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
宇宙米 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
普通にミルキークィーン ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
詳しい数字は、メルマガの最後
2.今週の林さんち・・・・600枚稲刈りしてもラスト1枚が勝負です
今年の稲刈りは早稲品種の稲刈りが雨で遅れてしまいコシヒカリの稲刈り開
始が9月3日。今年は、9月5日から新米を発売したくてコシヒカリを刈り始
めましたがやはりまだ青くてもったいないので9月9日から本格的に刈り始め
ました。約1週間遅れだと後の超コシ、ミルキーの稲刈りがどんどん遅れて行
きます。お客様も新米待ちで25年産超コシもまったく売れないし女王さまミ
ルキーは、新米のバックオーダーが山積みです。かなり焦っての稲刈りになっ
てしまいましたが今年の秋晴れは、夏の雨の帳尻を合わすように長い。他の地
域では、秋雨前線が停滞しているところもあるのに今年の石川県のお天気は最
高です。昨年の今頃は秋雨と台風で大変でしたので雲泥の差です。
このチャンスに全開で稲刈りをしました。まず普通のコシヒカリを9月16
日火曜日に終了。朝、残りを数えると24枚の田んぼが残っていました。これ
は、林さんちの乾燥機4台で入るか入らないかギリギリの面積です。もし1枚
でも翌日に残すと翌日の乾燥機台数が足りず「普通じゃないコシヒカリ」が全
部入らない。しかし秋晴れで乾燥して籾が想定よりたくさん入ってこの日で普
通のコシヒカリの稲刈り完了。600枚も稲刈りをしていてたった1枚で勝負
が決まることが多いのです。そんな経験を何度もしているので常に全開で目一
杯の仕事をしているのです。まさしく微差大差です。
9月17日に予定通り「普通じゃないコシヒカリ」を刈り終えました。本当
は、乾燥機3台で収まれば次の「超普通じゃないコシヒカリ」を刈れたのです
が幸い?なことに収量があって乾燥機4台を使用。そして翌18日は、超コシ
を乾燥機4台分刈りました。でもどうしても1台分翌日に残りました。だから
17日に1台分刈っておけば上手く収まったのです。というのは、残りの宇宙
米1台分、女王さまミルキー乾燥機3台分でどうしても19日に乾燥機が4台
必要だったのです。9月20日は、地主さんに年貢米の配達をしなくてはいけ
ないので実質稲刈りは出来ない予定です。だから女王さまの稲刈りが来週に持
ち越しになりそうでした。そうなると普通にミルキーが遅れ最後のカグラモチ
が遅れて行きます。そろそろ台風も顔を出しているのでこれはヤバイ。
そこで専務が取った禁断の技が、あり得ない乾燥機5台目使用です。林さん
ちには、4台しかないのでどうするかと言うと19日朝1台目に宇宙米を入れ
てすぐに乾燥開始。2台目に超コシ、3、4台目に女王さまミルキーを入れま
す。そしてもう1台分の女王さまミルキーを宇宙米の乾燥が仕上がったら即乾
燥機から出してそこにその日5台目となる女王さまミルキーを入れるのです。
この技は、昔は、良くやっていましたがリスクが大きいのです。籾は、乾燥せ
ずに長時間放置するとなんと籾に付いている雑菌で自家発酵し出すのです。そ
して熱が発生して酷い場合は、お米が真っ黒になります。林さんちでもかつて
そんな失敗をしたことがあるのでもしも宇宙米の乾燥機がなんらかのトラブル
で止まったりしたらアウトです。
乾燥する速度は、量にもよりますが1時間に1%未満です。悔しいことに宇
宙米の収量が少なかったこともありますが予定では午後9時ごろに仕上がりま
す。しかしその5台目に入れるためにスタンバイできる籾の量が籾取り入れ口
にコンバインタンク一杯分、籾運搬トラック2台分の計3杯分しか残せません。
そこで朝からキッチリ入る18杯分のコンバインの籾タンクの数を数えて刈り
ました。そして乾燥機4台満タンで刈って残りの稲の量がこれまた籾タンク3
台分キッチリでした。朝から全開で刈ってラストに寸分もたがわない計算で刈
れました。そして専務が夜10頃にこの女王さまを乾燥機に入れて長い1日が
終わりました。
しかし19日が絶妙に終わったら新たな可能性が出来ました。乾燥機7台分
ある「普通にミルキークィーン」を年貢米配達と平行して3台分だけ刈れば残
り4台分を22日に刈れば終わるかもしれません。すると9月中にカグラモチ
が終わる可能性も出てきました。そこで20日は、バイト君2名を補充して午
後は、年貢米配達、籾摺り袋詰め、お米検査、普通にミルキー稲刈りの4チー
ムで頑張りました。特に稲刈りは、乾燥機3台を一気に満タンにするためにタ
クマ君と2台で行いました。この1週間の超高速稲刈りが可能になったのも林
さんちのニュージェネレーションの成長のおかげだと思います。おかげで20
日の年貢米配達の打ち上げでは美味しいお酒を飲めました。
ところが22日に4番乾燥機にトラブル、さらに収量も多くてどっちみち普
通にミルキーの稲刈りは、終わりませんでした。世の中甘くありません。結局
秋分の日は、休日出勤で稲刈りになりました。それでも十分追いついたと思う
ので後は、事故のないように落ちついて頑張ります。と言うのも後述のメルマ
ガで書きますがあり得ない事故を起こして危なかったのです(* ̄▽ ̄*)
3、あり得ない事故を乗り越え奇跡の復活をしました
9月16日、、この日は、普通のコシヒカリを全部刈れるかどうかのキーポ
イントの日でした。だから朝から気合入れまくっていました。でもいつものよ
うに朝のネット通販や事務仕事をしていたら外からパラパラと想定外の音がし
ました。まさかと思い飛び出すとなんと雨、、天気予報では降らないはずだっ
たのに降っています。ありゃ~これで万事休すだと思ってガックリうなだれて
いましたがお天気は、見る見る回復して10時には稲刈り可能です。ヨッシャ
~!とガッツポーズをして稲刈り開始。私1台ではちょっと辛いので専務に午
後に2時間ほど手伝ってもらえば終わると確信した午後の最初の一枚で事故が
起きてしまいました。
なんと私がコンバインの後部を電柱を支える支柱にぶつけたのです。田んぼ
の隅にあるこのコンクリート製の支柱は、非常に邪魔なところにあるので1周
目2周目までは、下で作業するタクマ君と長男もバック時誘導してくれました。
でも3周目になると十分コンバインがターンするスペースが出来たので必要が
無くなりました。でもその時、私は、翌日からの稲刈りの段取りで頭が一杯で
電柱の存在を完全に忘れていたのです。その問題の3周目は、そのターンをい
つものようにベストラインで全開でターンそしてバック、、鈍い揺れと後部に
発生した白い煙でぶつけたことに気づきました。慌ててエンジン停止して後ろ
を見るとなんとなんとワラカッター装置が丸ごと千切れて落ちていました。も
う目まいがしてしばらく呆然としていました。これで700万円もするコンバ
インがお釈迦になった、今期の収益も終わった、稲刈りも遅れる、、と走馬灯
のように頭を駆け巡っていました。
そして気を取り直しよく見ると何かのワイヤー一本で繋がっているだけなの
でそれを外し田んぼの外へ運び出しました。すぐに専務に電話しましたが稲刈
り中で出ません。とにかく行って報告して専務と稲刈りを交代して修理しても
らわないといけません。でもこの40キロ以上あるカッター装置は、どうしよ
うと考えていたら偶然に軽トラックに乗った女性陣が通りかかりました。そこ
で「カッターが落ちた軽トラック貸して!」と言って軽トラックから降りても
らいました。でもそう言われてもサッパリ意味が分からないのですが必死の形
相の私に驚いて貸してくれました。その軽トラックに落ちたカッター装置を積
んで専務のところに行くとこれまた「あり得ないブツ」に専務チームのメンバ
ーも「????!」
事情を説明するととにかく修理しなくてはと専務チームと稲刈り交代。でも
稲刈りしながら気持ちは、尋常ではありません。もしコンバインが再起不能の
場合は、この専務のコンバイン1台で頑張らないといけない。もし修理するに
しても何日かは稲刈りが遅れるから、、と頭の中は、今後のシュミレーション
で一杯です。でもとにかく当座の予定今日1日で「普通のコシヒカリ」を刈り
終えるために必死で稲刈りをしました。そして午後の休憩時間に落ち込んで戻
るとなんと落ちたカッター装置がちゃんとコンバインに付いているじゃありま
せんか!もちろんカバーはベコベコで見るも無残ですが機能的には問題ないよ
ようです。もう涙が出そうなくらい嬉しかったです。
そして夕方まで専務と2台で稲刈りをして予定通り「普通のコシヒカリ」を
刈り終える事が出来ました。コンクリート製支柱が斜めだったのでそこにぶつ
けた際にヒンジのピンから持ち上がったカッター装置が抜けて落ちたようです。
だから素直にピンに戻すことが出来たと言うのです。でも複雑な装置でしかも
駆動用のベルトやいろんなモノが繋がっているのにそれらも綺麗に外れたと言
うのです。あと10センチずれていたらもっと被害は、甚大だった。もう奇跡
の事故としか言いようのない出来事でした。実は、私のコンバインでの事故の
多くが電柱によるものです。今回、確信しました。私はどうも電柱に好かれて
いる、、これからは嫌われないように注意します。でも直って良かった、、今
期絶望かと思いました。神様ありがとう\(_ _)
平成26年産 新米発売日
宇宙米 15袋/15袋 100% 9月22日
超普通じゃないコシヒカリ 338袋/340袋 99% 9月20日
普通じゃないコシヒカリ 349袋/397袋 88% 9月 9日
普通のコシヒカリ 595袋/630袋 94% 9月 6日
女王さまミルキークィーン 183袋/183袋 100% 9月24日
普通にミルキークィーン 140袋/140袋 100% 9月24日
ハナエチゼン 315袋/385袋 82% 8月17日
ひとめぼれ 514袋/560袋 92% 8月28日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
〒921-8833 石川県野々市市藤平132
TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113
koyo@hayashisanchi.co.jp
ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
88488488488488488488488488488488488488488488488488488488488488
林さんちのあぐらぐち物語 2014年 長月4号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2014年 長月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
ついに林さんちの新米がフルラインナップです。早稲の稲刈りが雨で手こず
ったせいでかなり遅れそうでした。でも林さんちのニュージェネレーションの
頑張りであり得ないラストスパートをかけて新米発売にこぎつけました。コシ
ヒカリ、ミルキーとも最高の出来になりました。ご賞味ください(o^-^o)
超コシ、女王さまミルキー、普通にミルキー、宇宙米、新米発売開始です!
誰よりも早く食べてみてください!
http://www.hayashisanchi.jp?maga201400813
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
宇宙米 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
普通にミルキークィーン ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
詳しい数字は、メルマガの最後
2.今週の林さんち・・・・600枚稲刈りしてもラスト1枚が勝負です
今年の稲刈りは早稲品種の稲刈りが雨で遅れてしまいコシヒカリの稲刈り開
始が9月3日。今年は、9月5日から新米を発売したくてコシヒカリを刈り始
めましたがやはりまだ青くてもったいないので9月9日から本格的に刈り始め
ました。約1週間遅れだと後の超コシ、ミルキーの稲刈りがどんどん遅れて行
きます。お客様も新米待ちで25年産超コシもまったく売れないし女王さまミ
ルキーは、新米のバックオーダーが山積みです。かなり焦っての稲刈りになっ
てしまいましたが今年の秋晴れは、夏の雨の帳尻を合わすように長い。他の地
域では、秋雨前線が停滞しているところもあるのに今年の石川県のお天気は最
高です。昨年の今頃は秋雨と台風で大変でしたので雲泥の差です。
このチャンスに全開で稲刈りをしました。まず普通のコシヒカリを9月16
日火曜日に終了。朝、残りを数えると24枚の田んぼが残っていました。これ
は、林さんちの乾燥機4台で入るか入らないかギリギリの面積です。もし1枚
でも翌日に残すと翌日の乾燥機台数が足りず「普通じゃないコシヒカリ」が全
部入らない。しかし秋晴れで乾燥して籾が想定よりたくさん入ってこの日で普
通のコシヒカリの稲刈り完了。600枚も稲刈りをしていてたった1枚で勝負
が決まることが多いのです。そんな経験を何度もしているので常に全開で目一
杯の仕事をしているのです。まさしく微差大差です。
9月17日に予定通り「普通じゃないコシヒカリ」を刈り終えました。本当
は、乾燥機3台で収まれば次の「超普通じゃないコシヒカリ」を刈れたのです
が幸い?なことに収量があって乾燥機4台を使用。そして翌18日は、超コシ
を乾燥機4台分刈りました。でもどうしても1台分翌日に残りました。だから
17日に1台分刈っておけば上手く収まったのです。というのは、残りの宇宙
米1台分、女王さまミルキー乾燥機3台分でどうしても19日に乾燥機が4台
必要だったのです。9月20日は、地主さんに年貢米の配達をしなくてはいけ
ないので実質稲刈りは出来ない予定です。だから女王さまの稲刈りが来週に持
ち越しになりそうでした。そうなると普通にミルキーが遅れ最後のカグラモチ
が遅れて行きます。そろそろ台風も顔を出しているのでこれはヤバイ。
そこで専務が取った禁断の技が、あり得ない乾燥機5台目使用です。林さん
ちには、4台しかないのでどうするかと言うと19日朝1台目に宇宙米を入れ
てすぐに乾燥開始。2台目に超コシ、3、4台目に女王さまミルキーを入れま
す。そしてもう1台分の女王さまミルキーを宇宙米の乾燥が仕上がったら即乾
燥機から出してそこにその日5台目となる女王さまミルキーを入れるのです。
この技は、昔は、良くやっていましたがリスクが大きいのです。籾は、乾燥せ
ずに長時間放置するとなんと籾に付いている雑菌で自家発酵し出すのです。そ
して熱が発生して酷い場合は、お米が真っ黒になります。林さんちでもかつて
そんな失敗をしたことがあるのでもしも宇宙米の乾燥機がなんらかのトラブル
で止まったりしたらアウトです。
乾燥する速度は、量にもよりますが1時間に1%未満です。悔しいことに宇
宙米の収量が少なかったこともありますが予定では午後9時ごろに仕上がりま
す。しかしその5台目に入れるためにスタンバイできる籾の量が籾取り入れ口
にコンバインタンク一杯分、籾運搬トラック2台分の計3杯分しか残せません。
そこで朝からキッチリ入る18杯分のコンバインの籾タンクの数を数えて刈り
ました。そして乾燥機4台満タンで刈って残りの稲の量がこれまた籾タンク3
台分キッチリでした。朝から全開で刈ってラストに寸分もたがわない計算で刈
れました。そして専務が夜10頃にこの女王さまを乾燥機に入れて長い1日が
終わりました。
しかし19日が絶妙に終わったら新たな可能性が出来ました。乾燥機7台分
ある「普通にミルキークィーン」を年貢米配達と平行して3台分だけ刈れば残
り4台分を22日に刈れば終わるかもしれません。すると9月中にカグラモチ
が終わる可能性も出てきました。そこで20日は、バイト君2名を補充して午
後は、年貢米配達、籾摺り袋詰め、お米検査、普通にミルキー稲刈りの4チー
ムで頑張りました。特に稲刈りは、乾燥機3台を一気に満タンにするためにタ
クマ君と2台で行いました。この1週間の超高速稲刈りが可能になったのも林
さんちのニュージェネレーションの成長のおかげだと思います。おかげで20
日の年貢米配達の打ち上げでは美味しいお酒を飲めました。
ところが22日に4番乾燥機にトラブル、さらに収量も多くてどっちみち普
通にミルキーの稲刈りは、終わりませんでした。世の中甘くありません。結局
秋分の日は、休日出勤で稲刈りになりました。それでも十分追いついたと思う
ので後は、事故のないように落ちついて頑張ります。と言うのも後述のメルマ
ガで書きますがあり得ない事故を起こして危なかったのです(* ̄▽ ̄*)
3、あり得ない事故を乗り越え奇跡の復活をしました
9月16日、、この日は、普通のコシヒカリを全部刈れるかどうかのキーポ
イントの日でした。だから朝から気合入れまくっていました。でもいつものよ
うに朝のネット通販や事務仕事をしていたら外からパラパラと想定外の音がし
ました。まさかと思い飛び出すとなんと雨、、天気予報では降らないはずだっ
たのに降っています。ありゃ~これで万事休すだと思ってガックリうなだれて
いましたがお天気は、見る見る回復して10時には稲刈り可能です。ヨッシャ
~!とガッツポーズをして稲刈り開始。私1台ではちょっと辛いので専務に午
後に2時間ほど手伝ってもらえば終わると確信した午後の最初の一枚で事故が
起きてしまいました。
なんと私がコンバインの後部を電柱を支える支柱にぶつけたのです。田んぼ
の隅にあるこのコンクリート製の支柱は、非常に邪魔なところにあるので1周
目2周目までは、下で作業するタクマ君と長男もバック時誘導してくれました。
でも3周目になると十分コンバインがターンするスペースが出来たので必要が
無くなりました。でもその時、私は、翌日からの稲刈りの段取りで頭が一杯で
電柱の存在を完全に忘れていたのです。その問題の3周目は、そのターンをい
つものようにベストラインで全開でターンそしてバック、、鈍い揺れと後部に
発生した白い煙でぶつけたことに気づきました。慌ててエンジン停止して後ろ
を見るとなんとなんとワラカッター装置が丸ごと千切れて落ちていました。も
う目まいがしてしばらく呆然としていました。これで700万円もするコンバ
インがお釈迦になった、今期の収益も終わった、稲刈りも遅れる、、と走馬灯
のように頭を駆け巡っていました。
そして気を取り直しよく見ると何かのワイヤー一本で繋がっているだけなの
でそれを外し田んぼの外へ運び出しました。すぐに専務に電話しましたが稲刈
り中で出ません。とにかく行って報告して専務と稲刈りを交代して修理しても
らわないといけません。でもこの40キロ以上あるカッター装置は、どうしよ
うと考えていたら偶然に軽トラックに乗った女性陣が通りかかりました。そこ
で「カッターが落ちた軽トラック貸して!」と言って軽トラックから降りても
らいました。でもそう言われてもサッパリ意味が分からないのですが必死の形
相の私に驚いて貸してくれました。その軽トラックに落ちたカッター装置を積
んで専務のところに行くとこれまた「あり得ないブツ」に専務チームのメンバ
ーも「????!」
事情を説明するととにかく修理しなくてはと専務チームと稲刈り交代。でも
稲刈りしながら気持ちは、尋常ではありません。もしコンバインが再起不能の
場合は、この専務のコンバイン1台で頑張らないといけない。もし修理するに
しても何日かは稲刈りが遅れるから、、と頭の中は、今後のシュミレーション
で一杯です。でもとにかく当座の予定今日1日で「普通のコシヒカリ」を刈り
終えるために必死で稲刈りをしました。そして午後の休憩時間に落ち込んで戻
るとなんと落ちたカッター装置がちゃんとコンバインに付いているじゃありま
せんか!もちろんカバーはベコベコで見るも無残ですが機能的には問題ないよ
ようです。もう涙が出そうなくらい嬉しかったです。
そして夕方まで専務と2台で稲刈りをして予定通り「普通のコシヒカリ」を
刈り終える事が出来ました。コンクリート製支柱が斜めだったのでそこにぶつ
けた際にヒンジのピンから持ち上がったカッター装置が抜けて落ちたようです。
だから素直にピンに戻すことが出来たと言うのです。でも複雑な装置でしかも
駆動用のベルトやいろんなモノが繋がっているのにそれらも綺麗に外れたと言
うのです。あと10センチずれていたらもっと被害は、甚大だった。もう奇跡
の事故としか言いようのない出来事でした。実は、私のコンバインでの事故の
多くが電柱によるものです。今回、確信しました。私はどうも電柱に好かれて
いる、、これからは嫌われないように注意します。でも直って良かった、、今
期絶望かと思いました。神様ありがとう\(_ _)
平成26年産 新米発売日
宇宙米 15袋/15袋 100% 9月22日
超普通じゃないコシヒカリ 338袋/340袋 99% 9月20日
普通じゃないコシヒカリ 349袋/397袋 88% 9月 9日
普通のコシヒカリ 595袋/630袋 94% 9月 6日
女王さまミルキークィーン 183袋/183袋 100% 9月24日
普通にミルキークィーン 140袋/140袋 100% 9月24日
ハナエチゼン 315袋/385袋 82% 8月17日
ひとめぼれ 514袋/560袋 92% 8月28日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
〒921-8833 石川県野々市市藤平132
TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113
koyo@hayashisanchi.co.jp
ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
88488488488488488488488488488488488488488488488488488488488488