「黄金の味の素」 2012年 弥生2号
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林さんちのあぐらぐち物語 2012年 弥生2号
http://www.hayashisanchi.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2012年 弥生2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
先週は、北海道遠軽に行ったりといろいろとあったが、今週から春作業モー
ドに切り替えてバリバリ田んぼ仕事だ!、、と気合を入れていたらお天気が悪
くてなかなか前に進みません。そうこう言っているうちに昨年、東日本大震災
の影響で中止になった野々市市の「椿まつり」の準備や新カキモチの販売と配
達も重なって結局、加工場にこもる毎日です。でもおかげ様で23年産カキモ
チは、売り切れてしまいました、、感謝です。
好評につき「林さんちの糀」追加販売中
http://www.hayashisanchi.jp/shop/daizumiso/000128.html
林さんちの超コシ2合米『加賀百万石』仕様の販売開始、、ゴージャス!
<http://www.hayashisanchi.jp/shop/kome/000901.html>
ご存知、林さんちの手造り味噌のページを加筆しました!
<http://www.hayashisanchi.jp/shop/daizumiso/000012.html>
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・黄金の味の素
3月8日~11日まで北海道遠軽地方へ青年塾の講座に参加しました。これ
で遠軽へ3回目の訪問だと思います。しかし今年は、初めて流氷を見れたりサ
ロマ湖の完全結氷で湖面をスノーモービルで走って牡蠣の引き上げを出来たり
と今までとは、違った研修になりました。そして今回、持って行った名刺がも
う少しで底を尽きそうな勢いで多くの方との出会いがありました。その中でも
驚いた出会いがいくつかありました。まず札幌から遠軽への道中「もち米の里
」という道の駅で食事をしました。
餅屋としては、興味津々の道の駅の名前です。そこで美味しいお雑煮を食べ
て中を見学していたら「ソフト大福」「クリーム大福」等々の柔らかい餅加工
品が多く並んでいました。ふ~~ん柔らかい系のお餅なんだと思いつつ外に出
て看板の前で記念撮影をしていたら「私、ここの者です」とおっしゃる男性が
声をかけて来てカメラで撮影をしてくれました。そこで何気なく「なぜ、もち
米の里なんですか?」と聞き、さらに私も石川県で餅加工をしている農業法人
ですと話すと一気に会話は、ヒートアップ!その方によると地域の特産として
何かないかと考えて始めた事業だった。そこで餅米に特化したのだが、当初は
周りからもなぜ餅米なんだ?と言われた。
しかしその後、規模を拡大しながら新工場、店舗、道の駅、販売店を増やし
て来たというのです。そしてここの社長さんは、北海道農業法人協会の会長さ
んだと言うのですから驚きでした。さらに、ここの餅米は、林さんちのカグラ
モチとは、真逆の柔らかいお餅になるので大福や和菓子のような商品に向いて
いるとのこと。どうりでそういう商品ラインナップでした。さらに驚いたのが
伊勢の赤福さんの餅米は、ここの餅米だと言われました。そして道の駅の隣が
加工場兼事務所と聞き、ぜひ見てみたい!と思いましたが、もう出発の時間が
迫っていました。そこで名刺を渡すと、その方が持っていないので事務所まで
取りに行くと言って走って行きました。私も後を追っかけてその工場の前で名
刺を受け取りました。その一部始終を見ていた塾生達も思わぬ展開ビックリし
ていました。求める気持ちがあれば、情報は、向こうからやってくるのですね。
紋別市の鴻之舞鉱山(こうのまい)の駅逓(えきてい)保存会を訪問した時
代表の池澤様のお話を伺いました。駅逓というのは、北海道を開拓していく時
にポイントポイントに、開拓に来る人や旅をする人の宿泊所や郵便局としての
役割を担った建物です。最終的には、全道で238駅まで増えましたが戦後そ
の制度も無くなり今では、数ヶ所が現存しているに過ぎません。その一つがこ
こにある「上藻別駅逓所」です。その中にかつての北海道の生活を偲ぶ数々の
物や鉱山にまつわる展示品が所狭しと置かれていました。
この池澤様の祖父は、いわゆる「山師」と呼ばれる鉱脈探しのプロでした。
その祖父を含め8名が、大正の初めここで金鉱脈を発見して採掘権を得たので
した。その採掘権を住友財閥が買い取ったのですが、8名との会談は、金銭的
な話しは、一切無しで、いきなり芸者上げての飲めや歌えの大接待だったそう
です。そうやって財閥側は、相手の腹を探りながら芸者達からの情報を総合し
て90万円を提示して一発合意したそうです。当時の90万円は、100億円
相当!しかも現金でもらったというのですから驚きました。祖父は、札幌に大
きな屋敷を建てて妾さんを囲いながらの生活をしたそうです。
その中の話でポツリと祖父が石川県出身だと池澤様がおっしゃったのにピク
ンと反応しました。そこで私も石川県から来ましたと言うと祖父の出身は、隣
町の松任だということでさらにビックリ。開拓当時は、入植後、床屋、鍛冶屋
風呂屋と生活に必要な職人を地元から呼んだそうです。だから紋別には、石川
県出身者も大勢いるそうです。思わぬところで石川県がルーツの方に出会って
嬉しい気持ちになりました。最後に池澤様の面白い話しが、金鉱石は、1トン
当たり7g以上なければ採算に合わないので「味の素」を入れたとのこと。味
の素?グルタミン酸?と思ったら、時々採掘される1トン当たり300g含有
の上物の鉱石を取っておいて含有量が少ない時に混ぜてやってごまかしたそう
です。それでも昭和48年に閉山しました。佐渡金山が何百年に渡って採掘し
た金は、72トン、それと同じ量をわずか50数年で産出した優秀な金山だっ
たのです。でも林さんちのお米に入れる「味の素」は、「お笑い」なのでご安
心ください。
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.jp/
3、応えては、いけない異常な注文
これまた遠軽講座での話しですが、塾生の中に食肉業者の社員がいてその近
況報告の中で過去最高の利益を出したという景気の良い話が出ました。その塾
生に私の食育授業へのアドバイスをいろいろと聞いていた中で、石川県にもお
店があった「焼肉酒家えびす」が集団食中毒を出した話しから肉の生食につい
て話しが及びました。彼の会社では、前々から肉の生食は、禁止していたとの
こと。専門家からすると絶対に危ないことだったそうです。でも彼が焼肉屋さ
んに営業に行くと必ず生食用の肉を卸してくれと言われたそうです。でもあり
ませんというと他の業者では、キロ〇〇円の金額で卸してくれている。お前の
ところでも、これより安く卸せば取り引きすると言われたそうです。
でも彼の会社では、危ない肉は、絶対に売らないという方針を貫きさらに以
前から啓蒙用のチラシを業界に配って生食をさせないようにしていました。も
ちろん単に売上を伸ばすのであれば、お客様の言うとおりに生食用と言って肉
を売れば良かったのにそれをしなかった経営者は、偉いと思いました。ところ
がエビスの事件以来、状況が一変、それまでけんもホロホロだった焼肉屋さん
から注文が来るようになったそうです。売上が上がるというのは、ちゃんとし
た理念に裏づけされた準備があるからだなと、その話しを聞きながら痛感しま
した。
さらに紋別にあるノースプレインファームを経営されている大黒様のお話を
聞きました。この方は、乳製品や牛肉製品を販売それらを使ったレストラン経
営をされている凄い農業経営者です。実は、この方が、生キャラメルの元祖の
方でした。あの花畑牧場の田中義剛さんとは、大学の同級生です。田中さんは、
その縁で生キャラメルを販売して大ブレークそして失速とわずかここ数年の話
しです。お互い裁判ざたまで行ってドロドロの関係になったとのこと。でも最
近二人の関係が少し氷解したように感じました。
でもブームの後の失速で生キャラメル自体が売れなくなって数千万円の赤字
を出したそうです。大黒様は「異常な売れ方は、必ず続かない」と言われてい
たことが心に残りました。昨年の東日本大震災以来、林さんちにも多くのお米
のご注文を頂きました。しかしその中には「異常な注文」も多数含まれていて
私は、メールや電話で説得の毎日でした。それは、真空精米のお米や玄米を大
量に備蓄したいという注文です。説得した理由の第1点「買占め」は、他のお
客様に迷惑がかかる。第2点「素人のお米の長期備蓄は、困難」という2点で
した。だまって言うとおりに販売すれば売上も上がったかもしれません。でも
それは、林さんちで絶対にしては、いけないことでした。そしてほとんどのお
客様は、私の説得に応じていただくことが出来て感謝しています。
しかし最近この時に大量にお米を販売した農家や業者にクレームが来ている
そうです。当たり前です、22年産のお米、つまり1年半前の古米ですから味
は、相当落ちます。それが白米であればなおさらです。そして玄米に至っては、
8月初めのセシウム騒動で大量に購入された方の袋から虫が発生したのです。
もう23年産新米収穫直前の玄米は、虫に関してリスクが高くなります。林さ
んちでも夏場の玄米の保存には、相当注意を払っています。それを無頓着に暑
い倉庫や物置に置いておけばひとたまりもありません。やはり「異常な注文」
に応えては、いけないのです。やっぱり「秘密のお店」としてソロソロと売っ
て行きます。
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.jp/
平成23年産 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 180袋/357袋 50% 9月26日
女王さまミルキークィーン 65袋/146袋 45% 9月28日
普通じゃないコシヒカリ 64袋/320袋 20% 9月 9日
普通のコシヒカリ 393袋/668袋 59% 9月 9日
ハナエチゼン 66袋/245袋 27% 8月20日
ひとめぼれ 123袋/315袋 39% 9月 2日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
〒921-8833 石川県野々市市藤平132
TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113
http://www.hayashisanchi.jp
koyo@hayashisanchi.co.jp
ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
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1. 巻頭言
先週は、北海道遠軽に行ったりといろいろとあったが、今週から春作業モー
ドに切り替えてバリバリ田んぼ仕事だ!、、と気合を入れていたらお天気が悪
くてなかなか前に進みません。そうこう言っているうちに昨年、東日本大震災
の影響で中止になった野々市市の「椿まつり」の準備や新カキモチの販売と配
達も重なって結局、加工場にこもる毎日です。でもおかげ様で23年産カキモ
チは、売り切れてしまいました、、感謝です。
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在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
女王さまミルキークィーン ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
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ひとめぼれ ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・黄金の味の素
3月8日~11日まで北海道遠軽地方へ青年塾の講座に参加しました。これ
で遠軽へ3回目の訪問だと思います。しかし今年は、初めて流氷を見れたりサ
ロマ湖の完全結氷で湖面をスノーモービルで走って牡蠣の引き上げを出来たり
と今までとは、違った研修になりました。そして今回、持って行った名刺がも
う少しで底を尽きそうな勢いで多くの方との出会いがありました。その中でも
驚いた出会いがいくつかありました。まず札幌から遠軽への道中「もち米の里
」という道の駅で食事をしました。
餅屋としては、興味津々の道の駅の名前です。そこで美味しいお雑煮を食べ
て中を見学していたら「ソフト大福」「クリーム大福」等々の柔らかい餅加工
品が多く並んでいました。ふ~~ん柔らかい系のお餅なんだと思いつつ外に出
て看板の前で記念撮影をしていたら「私、ここの者です」とおっしゃる男性が
声をかけて来てカメラで撮影をしてくれました。そこで何気なく「なぜ、もち
米の里なんですか?」と聞き、さらに私も石川県で餅加工をしている農業法人
ですと話すと一気に会話は、ヒートアップ!その方によると地域の特産として
何かないかと考えて始めた事業だった。そこで餅米に特化したのだが、当初は
周りからもなぜ餅米なんだ?と言われた。
しかしその後、規模を拡大しながら新工場、店舗、道の駅、販売店を増やし
て来たというのです。そしてここの社長さんは、北海道農業法人協会の会長さ
んだと言うのですから驚きでした。さらに、ここの餅米は、林さんちのカグラ
モチとは、真逆の柔らかいお餅になるので大福や和菓子のような商品に向いて
いるとのこと。どうりでそういう商品ラインナップでした。さらに驚いたのが
伊勢の赤福さんの餅米は、ここの餅米だと言われました。そして道の駅の隣が
加工場兼事務所と聞き、ぜひ見てみたい!と思いましたが、もう出発の時間が
迫っていました。そこで名刺を渡すと、その方が持っていないので事務所まで
取りに行くと言って走って行きました。私も後を追っかけてその工場の前で名
刺を受け取りました。その一部始終を見ていた塾生達も思わぬ展開ビックリし
ていました。求める気持ちがあれば、情報は、向こうからやってくるのですね。
紋別市の鴻之舞鉱山(こうのまい)の駅逓(えきてい)保存会を訪問した時
代表の池澤様のお話を伺いました。駅逓というのは、北海道を開拓していく時
にポイントポイントに、開拓に来る人や旅をする人の宿泊所や郵便局としての
役割を担った建物です。最終的には、全道で238駅まで増えましたが戦後そ
の制度も無くなり今では、数ヶ所が現存しているに過ぎません。その一つがこ
こにある「上藻別駅逓所」です。その中にかつての北海道の生活を偲ぶ数々の
物や鉱山にまつわる展示品が所狭しと置かれていました。
この池澤様の祖父は、いわゆる「山師」と呼ばれる鉱脈探しのプロでした。
その祖父を含め8名が、大正の初めここで金鉱脈を発見して採掘権を得たので
した。その採掘権を住友財閥が買い取ったのですが、8名との会談は、金銭的
な話しは、一切無しで、いきなり芸者上げての飲めや歌えの大接待だったそう
です。そうやって財閥側は、相手の腹を探りながら芸者達からの情報を総合し
て90万円を提示して一発合意したそうです。当時の90万円は、100億円
相当!しかも現金でもらったというのですから驚きました。祖父は、札幌に大
きな屋敷を建てて妾さんを囲いながらの生活をしたそうです。
その中の話でポツリと祖父が石川県出身だと池澤様がおっしゃったのにピク
ンと反応しました。そこで私も石川県から来ましたと言うと祖父の出身は、隣
町の松任だということでさらにビックリ。開拓当時は、入植後、床屋、鍛冶屋
風呂屋と生活に必要な職人を地元から呼んだそうです。だから紋別には、石川
県出身者も大勢いるそうです。思わぬところで石川県がルーツの方に出会って
嬉しい気持ちになりました。最後に池澤様の面白い話しが、金鉱石は、1トン
当たり7g以上なければ採算に合わないので「味の素」を入れたとのこと。味
の素?グルタミン酸?と思ったら、時々採掘される1トン当たり300g含有
の上物の鉱石を取っておいて含有量が少ない時に混ぜてやってごまかしたそう
です。それでも昭和48年に閉山しました。佐渡金山が何百年に渡って採掘し
た金は、72トン、それと同じ量をわずか50数年で産出した優秀な金山だっ
たのです。でも林さんちのお米に入れる「味の素」は、「お笑い」なのでご安
心ください。
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.jp/
3、応えては、いけない異常な注文
これまた遠軽講座での話しですが、塾生の中に食肉業者の社員がいてその近
況報告の中で過去最高の利益を出したという景気の良い話が出ました。その塾
生に私の食育授業へのアドバイスをいろいろと聞いていた中で、石川県にもお
店があった「焼肉酒家えびす」が集団食中毒を出した話しから肉の生食につい
て話しが及びました。彼の会社では、前々から肉の生食は、禁止していたとの
こと。専門家からすると絶対に危ないことだったそうです。でも彼が焼肉屋さ
んに営業に行くと必ず生食用の肉を卸してくれと言われたそうです。でもあり
ませんというと他の業者では、キロ〇〇円の金額で卸してくれている。お前の
ところでも、これより安く卸せば取り引きすると言われたそうです。
でも彼の会社では、危ない肉は、絶対に売らないという方針を貫きさらに以
前から啓蒙用のチラシを業界に配って生食をさせないようにしていました。も
ちろん単に売上を伸ばすのであれば、お客様の言うとおりに生食用と言って肉
を売れば良かったのにそれをしなかった経営者は、偉いと思いました。ところ
がエビスの事件以来、状況が一変、それまでけんもホロホロだった焼肉屋さん
から注文が来るようになったそうです。売上が上がるというのは、ちゃんとし
た理念に裏づけされた準備があるからだなと、その話しを聞きながら痛感しま
した。
さらに紋別にあるノースプレインファームを経営されている大黒様のお話を
聞きました。この方は、乳製品や牛肉製品を販売それらを使ったレストラン経
営をされている凄い農業経営者です。実は、この方が、生キャラメルの元祖の
方でした。あの花畑牧場の田中義剛さんとは、大学の同級生です。田中さんは、
その縁で生キャラメルを販売して大ブレークそして失速とわずかここ数年の話
しです。お互い裁判ざたまで行ってドロドロの関係になったとのこと。でも最
近二人の関係が少し氷解したように感じました。
でもブームの後の失速で生キャラメル自体が売れなくなって数千万円の赤字
を出したそうです。大黒様は「異常な売れ方は、必ず続かない」と言われてい
たことが心に残りました。昨年の東日本大震災以来、林さんちにも多くのお米
のご注文を頂きました。しかしその中には「異常な注文」も多数含まれていて
私は、メールや電話で説得の毎日でした。それは、真空精米のお米や玄米を大
量に備蓄したいという注文です。説得した理由の第1点「買占め」は、他のお
客様に迷惑がかかる。第2点「素人のお米の長期備蓄は、困難」という2点で
した。だまって言うとおりに販売すれば売上も上がったかもしれません。でも
それは、林さんちで絶対にしては、いけないことでした。そしてほとんどのお
客様は、私の説得に応じていただくことが出来て感謝しています。
しかし最近この時に大量にお米を販売した農家や業者にクレームが来ている
そうです。当たり前です、22年産のお米、つまり1年半前の古米ですから味
は、相当落ちます。それが白米であればなおさらです。そして玄米に至っては、
8月初めのセシウム騒動で大量に購入された方の袋から虫が発生したのです。
もう23年産新米収穫直前の玄米は、虫に関してリスクが高くなります。林さ
んちでも夏場の玄米の保存には、相当注意を払っています。それを無頓着に暑
い倉庫や物置に置いておけばひとたまりもありません。やはり「異常な注文」
に応えては、いけないのです。やっぱり「秘密のお店」としてソロソロと売っ
て行きます。
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平成23年産 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 180袋/357袋 50% 9月26日
女王さまミルキークィーン 65袋/146袋 45% 9月28日
普通じゃないコシヒカリ 64袋/320袋 20% 9月 9日
普通のコシヒカリ 393袋/668袋 59% 9月 9日
ハナエチゼン 66袋/245袋 27% 8月20日
ひとめぼれ 123袋/315袋 39% 9月 2日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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