23世紀型お笑い系百姓を目指す林さんちのメルマガ。毎週水曜日発行。

「金沢駅に宇宙人農家出店」 2011年 霜月1号

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
           林さんちのあぐらぐち物語 2011年 霜月1号
               http://www.hayashisanchi.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2011年   霜月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 今週は、風土金澤の金沢駅店と地元デパートへの催事と出店がダブルである
ので大変です。先週から準備して臨みました。田んぼの秋起しは、もうすぐ終
わりそうなので、あとは、大豆の選別袋詰めが最後の農作業として残ります。
そしていよいよ餅つきが本格化して来ます。そして11月11日に野々市町が
市制に移行するので、名刺やら判子やらの変更で、走り回っています。

   23年産林さんちのおヘソが白いエンレイ大豆・販売開始
      http://www.hayashisanchi.jp/shop/daizumiso/

     仲間掲示板とお客さま掲示板が、新しくなりました。


  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
女王さまミルキークィーン  ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
普通のコシヒカリ      ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
ひとめぼれ          ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・金沢駅に宇宙人農家出店

 11月1日から風土金澤の2号店「金沢駅店」がオープンしました。風土金
澤のアンテナショップとして、参加農家の経験値を上げて、外に撃って出よう
という当初からのコンセプトを実現した形である。当然ながら、いきなりお店
が魔法のように現れるわけでないので、ずいぶん前から計画をして来ました。
でもこの手の出店には、秘密保持が必須なのです。そのスペースですでに営業
されているお店が閉店するという情報が、流れると良くないらしいのです。で
すから、しゃべりたがり屋の私は、どれだけ我慢が必要だったか想像に難くな
いでしょう。

 今回、金沢駅店の店長は、http://www1.kagacable.ne.jp/~moomaki/平松牧場
の平松薫君。彼は、カナダで生まれたという面白い経歴の持ち主で、お父さん
は、三重県の愛農学園農業高等学校出身です。この愛農高校は、全国でも珍し
い私立の農業高校で、全寮制の素晴らしい教育をしている学校です。そして薫
君は、私が志を学ぶ青年塾http://www.kokorozashi.net/の第5期生でもありま
す。そしてこの愛農高校の教育理念が素晴らしいということで、一度、青年塾
の塾長の上甲晃氏と訪問したこともあります。その時、偶然に薫君のお父さん
が出身者と分かったのです。その後、これまた偶然にも、薫君が青年塾に入っ
て来ました。そんな縁のある平松薫君が店長さんなので、いつもより輪をかけ
て応援しなくてはいけません。

 平松牧場にいる牛は、数十頭です。え~そんなに!と思った人は、素人です。
最近の牧場経営は、数千頭いや数万頭レベルが普通なんです。それぐらい大規
模にやらないと経営が成り立たないらしいのです。でも平松牧場では、この少
ない牛から搾った牛乳を、加工してソフトクリーム、アイスクリーム、ジェラ
ートに加工、そして牧場横の直売店で販売して経営をしています。さらに通常
は、乳量の多いホルスタインを飼うのですが、品質を重んじて乳量の少ないジ
ャージー種も飼っています。だから平松牧場の牛乳を飲むと、すっごく美味し
いのです。その美味しい牛乳を原料に作るソフトクリームは、さらに美味い!

 最初、金沢駅店の話が、出た時は、そんなこと誰が手を挙げるの?と思って
いたら、なんと平松君が手を挙げたのでビックリしました。今の加賀市のお店
だけでなく、風土金澤・近江町いちば館店と、さらにどこかに展開して行く希
望と今回の金沢駅店の話は、うまくマッチしたのです。金沢駅の中にある商店
街は、「金沢百番街」と名づけられていて「くつろぎ館」「あじわい館」「ふ
れあい館」そして風土金澤が入る「おみやげ館」の4つのスペースに分けられ
ています。でもこの金沢百番街に、出店したいと思っても、ハイハイどうぞと
いうわけには、行きません。

 今回の話も、宇宙人農家のネットワークがあったからこそです。平成26年
には、新幹線開通も予定されているホットな駅でもあるので、今後の平松牧場
のさらなる発展につながると信じています。そしてその平松牧場の頑張りに、
コバンザメのようにくっついて林さんちの商品も販売してもらい余禄をもらお
うという魂胆です。しかし今回も宇宙人農家の親玉?である「本ぶどうの木」
の社長さんが陣頭指揮をしてくれたおかげで、出店出来ました。なんせ金沢市
内だけでなく東京にも多数のお店を出している銀河系外の宇宙人ですから、す
ごいのなんの。お店の改装から棚割りまで、すごい勢いで完成しました。そし
てこれからが勝負、多くのお客様に「おみやげ館」に来てもらいぜひ平松牧場
の超絶ソフトクリームを食して欲しいと思います。その時は、ついでに林さん
ちの商品も買ってくだされば最高です、、(o^-')b

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.jp/

3、ドンピシャな餅

 11月に入り餅つきが始まったが、まずは、手始めに「祝い餅」から行いま
す。初老や還暦と言った人生の節目に配るお餅であるが、最近は、そんな地域
の風習も簡略化されることも多くなかなか苦戦中です。特にリーマンショック
があった4年前は、撃沈状態でそれからなかなか上昇して来ない。それでも祝
い餅の売り上げは、大きく収益に影響するのでなんとかしなくてはいけないと
6兆の細胞を総動員して考えています。それでもなかなか妙案が浮かびません。
そんな苦戦している祝い餅に、さらに昨年は、「餅が硬い」というクレームが
発生しました。

 祝い餅は、大きな丸餅を前日の夜、作って翌日の朝配達、その日に切って食
べれる程度の硬さになるようにしています。しかし昨年の猛暑の影響で、餅の
硬化が早まるモチ米の特性になってしまったのです。餅の硬さというのは、品
種特性やその年の出来具合で大きく左右されるのです。林さんちのカグラモチ
は、硬めの特性を元々持っています。有名な品種としては、新大正モチ、羽二
重モチは、和菓子にも使われる柔らかい品種です。カグラモチは、硬めですが
その分、煮ても溶けにくく歯ごたえも良いお餅になります。でも硬いにもほど
があってさすがに、昨年の餅は、硬かった。特に、朝の天気が良くて放射冷却
で寒い日に、当たった餅は、もっと硬くなってしまいました。

 和菓子屋さんなら、少し餅米の粉を入れて柔らかくする技も持っているが、
林さんちのように、カグラモチ100%とうたっている商品では、出来ない。
クレームが来ても、もう謝るしかないので、非常に辛かったです。まあ切って
しまえば、味に関してはまったく問題がないので、食べた後のクレームがなか
ったのが不幸中の幸いでした。でも柔らかい新大正モチ米も、なかなか作るの
が大変です。外注で請け負うことがあるのですが、昆布を入れて搗いてカッタ
ーで切ると餅が柔らかくて昆布が抜けて刃に束になってくっついて下にたまる
のです。だから硬化のために、長い間冷却せざるを得ず、その分、外気にさら
すのでカビるリスクが高くなります。

 今年は、どうなるかドキドキしていましたが、普通より若干柔らかめの硬さ
の特性になりました。どうもモチ米は、うまく登熟せず青米が多かったり、収
穫が早かったりすると柔らかめになる傾向にあります。そしてカグラモチは、
なかなか一斉に熟さずにバラバラになる傾向にある品種でもあります。だから
ストライクゾーンを外すと青い米が多くて柔らかい餅になってしまいます。こ
うなると、硬くならないので、なかなか切れずに加工作業が、長引いて支障を
来たします。そんな意味からすると、今年の若干柔らかめなら、祝い餅でもク
レームの無い、そして加工も迅速に出来るドンピシャな餅を作れそうです。そ
れでも、なにか祝い餅について良いアイデアがないか、悩む日々が続いていま
す。6兆の細胞では、足りないのかな?

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.jp/

            平成23年産       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ   307袋/357袋   86%   9月26日
女王さまミルキークィーン 127袋/146袋   87%   9月28日
普通じゃないコシヒカリ   238袋/320袋   74%   9月 9日
普通のコシヒカリ     570袋/668袋   85%     9月  9日
ハナエチゼン         156袋/245袋   64%    8月20日
ひとめぼれ         232袋/315袋   74%    9月  2日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
    〒921-8833 石川県石川郡野々市町藤平132
    TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113
http://www.hayashisanchi.jp
koyo@hayashisanchi.co.jp
 ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884