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林さんちのあぐらぐち物語 2007年 文月4号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年 文月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
わくワーク事業で、中学生が来ています。しかし、天気がはっきりせず、田
んぼに出ての作業が、少なくて難儀しています。消防のポンプ車操法の練習も
終盤になりました。最後まで、集中してやるだけです。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・太陽!カムヒィ〜〜ア〜〜!
今年の石川県の7月は、明らかな日照不足です。梅雨らしいと言ってしまえ
ばそうなんですが。肥料散布3回も、ほとんど終了したのに、幼穂が、まった
く伸びて来ません。普通は、同時進行で伸びて来るものですが、最初の肥料散
布の時期と、ほとんど変らない状態です。一番最初に収穫する、ハナエチゼン
に関しても、刈取り時期が、8月になって夏が来ても、1週間は、遅れそうで
す。しかし、この遅れは、いろんなことに影響が出てきます。
まずは、ハナエチゼンの稲刈りは、8月17日をテスト刈取り日に設定して
あります。これは、8月19日の田フェスで、新米の販売や稲刈り体験を、考
えると、これがギリギリ。多少青くても、刈りますが、さすがに現状では、ど
う頑張っても20日以降にずれ込みそう。そうなると、せっかくの田フェスは、
平成18年産米で、対応するしかありません。ハナエチゼンの収穫の遅れは、
経営にも、大きな影を落とします。
7月8月は、とにかく春先からの資材投入で、運転資金が底を尽きます。そ
の救世主が、ハナエチゼンです。8月末のいろんな支払いや、給与支払いに間
に合うように収穫して、とにかく出荷してお金にします。ところが、林さんち
だけが、がんばって多少青くても、収穫袋詰めをしても、ダメなんです。等級
検査を農協さんにしてもらわないと、出荷できないのです。しかも、この等級
検査は、『初検査』と言って、市場の『初セリ』株式市場の『大発会』等々、
最初は、何かと目出度いことなので、必ず、テレビ局各局が来て、「今年も全
量1等級で検査が行われました!」とならなければならないわけです。しかし
残念ながら、農薬を散布していない林さんちのハナエチゼンは、2等になる確
率が、非常に高いので『初検査にそぐわない』のです。
そこをなんとか、数分単位でも、とにかくどこかの農協さんで、『初検査』
が終了した時点で、すぐに検査、出荷の段取りをして、ギリギリ間に合わせて
来ました。今まででさえ、ギリギリだったので、今年は、この調子だとアウト
の様相を呈して来ました。そうなると、社長の銀行さんに行っての仕事が増え
そうです。
さらに、コシヒカリの収穫も、昨年でさえ、結構遅かったのに、今年はもっ
と遅いとなると、在庫の心配が出て来ます。新米が出るまで、在庫があれば助
かるのですが、幸い今年は、多めに在庫をしていますので、それでなんとか対
応出きればと願っています。収穫遅れは、見た目、在庫処理が出来て、経営的
に、助かるように見えます。実際、一時的には、助かるのですが、世の中、そ
んなに甘くありません。例えば、今年収穫が遅れたとして、来年収穫が、もし
も早くなった場合。お米の販売期間は、365日未満になってしまいます。だ
から、結局、今年は良くても、来年、普通の収穫時期であった場合は、在庫が
余る危険性が大きくなるのです。
あともっとも心配しているのが、『冷害』です。米余りと言われる日本です
が、『冷害』になれば、一気に米不足は、見えています。忘れもしないあの平
成5年の冷害・米不足事件の再来になってしまいます。ただ、あの時と唯一違
うのは、自分でお米を売る権利を、平成8年から得たことです。冷害にならな
いような米作りと、ともに、『林さんちのお客様分のお米には責任を持つ』こ
とが出来ます。梅雨明けが、来るまで、ドキドキハラハラの日々が続きそうで
す。太陽、カムヒィ〜〜ア〜〜!
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3、シャキョーって?
今日、石川県社会教育委員の研究大会において、功労者表彰を受けた。表彰
に関しては、6年間以上の在籍でいただけるものなので、功労があるかどうか
は、別としていただいて悪い気のするものではない。普通に生活していると、
気付かないが、行政という組織においては、実に多種多様な組織があります。
一番目立つのは、議会ですが、その他で、どんなものがある?と聞かれて、全
部答えられる人は、いないと思います。
PTA活動で、お世話になる方としては、民生委員、保護司、補導員、評議
委員、最近の食育活動では、食生活改善委員、通称「しょっかいさん」と言う
組織もあることを、知って驚きました。そして、今回の表彰を受けた、社会教
育委員、通称「しゃきょー委員」を、知っている方は、極少数ではないでしょ
うか?かくいう私も、最初、依頼を受けた時は、「何?そのシャキョーって?」
と言う認識でした。
この社会教育委員会は、町の数々の社会教育に関する事業に対し、意見を言
う場です。町の事業とは、生涯学習、スポーツ振興、公民館、文化遺産、図書
館が、主なものですが、分かりやすく言うと、PTA活動はもとより、成人式
幼児への読み聞かせや、体育館の使用状況、町民マラソン、遺跡発掘の様子、
町史編纂の進捗報告、歴史探訪ツアー、町民大学、じょんから踊りのサークル
etc。とにかく、え〜〜こんなことまで!と思われることが、社会教育と呼
ばれる範疇に入って来ます。
社会教育委員やPTA活動を通じ、我々の知らないところで、本当にボラン
ティア精神に富んだ方々が、日々活動されていることを知りました。社会教育
委員会の開催は、年5回ですが、開催時間が午後3時!よほど、私のよ〜に暇
な人か、時間を有効に使える達人しか、出席出来ません。おそらく他の組織も
似たりよったり。でも、このような人達で、社会は成り立っているんだなと感
じました。人間、ともすると一人で生きているような錯覚に陥りますが、実は、
一人では生きていけないのが、人間社会です。
とりあえず表彰も受けたので、これで社会教育委員に、お呼びは、かからな
いと思っていいですが、今後も、町の各種委員会が、手ぐすねを、引いている
のは明らかです。来年PTA会長を、辞してからが、非常に危ない気が、しま
す。しかし、ここ10年間、全力疾走を続けて来たので、今後は、地道に、食
育活動、消防団活動に、専念出来ればなと、考えています。でも、そんなに世
の中、甘くないかも〜〜、、(* ̄▽ ̄*)
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平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/227袋 0% 9月29日
普通じゃないコシヒカリ 154袋/779袋 19% 9月13日
普通のコシヒカリ 86袋/888袋 10% 9月10日
ハナエチゼン 11袋/243袋 5% 8月26日
ひとめぼれ 55袋/251袋 22% 9月4日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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