林さんちの楽しい社長日記「あぐらぐち物語」
2016年03月31日
お笑い系百姓の生活・農業

初めての塩水選でやらかしてしまいました・バカーズよ永遠なれ

 美味しい林さんちの宇宙米のために塩水選をしました。


 塩水選とは、濃い塩水に種籾を沈めて軽い中身の少ない種籾を浮かせて取り除く作業です。でも林さんちの自然栽培「林さんちの宇宙米」は、通常の市販の種を最初の2年間使用したので林さんちの全ての種籾同様に塩水選をしませんでした。市販の種籾での塩水選により除去率は3%程度とそんなに高くない良質な種籾です。だからかなりの労力をかけてまで塩水選をすることをしなかったのです。しかし昨年、自然栽培米の仲間から頂いた種籾を使用したところ温湯消毒の時点でたくさんの種籾が浮きました。水でこれほど浮くのであれば、塩水選をした方が良いと思いました。そこで昨年の林さんちの宇宙米の籾を種籾として残しておいて今年、塩水選を試してみました。
 すると順調に終わったと思いきやなんと塩水と作る比重計の目盛りの読み間違いが判明しました。この塩水の比重を計る「比重計」がボーメ比重計と呼ばれるものを林さんちでは使用しました。このボーメ比重計は、目盛り=比重ではなかったのです。目指す比重1.13は、ボーメ度では17となります。それを13を比重1.13と勘違いしてしまいました。それでも少し濃い目にして選別を厳しくしようと比重1.14にしました。でも実際は、ボーメ度14は、比重1.1074となります。そうなると塩水選が甘くなります。まあ何事も初めての時にはいろいろとありますね。比重1.1074でも塩水選としては十分な濃度なのでこれでもOKです。ちなみに比重1.1074でも食塩含有量は、14.5%とかなりの濃度です。これで発芽率もアップして良い苗そしてうまく田植えが出来て収量アップです!その七転八倒の動画をどうぞ(* ̄▽ ̄*) 「初めての塩水選でボーメ比重計を読み間違い。2016」動画

順調に塩水選をしていましたが、、この後間違いに気づきます
塩水選

ボーメ比重計、、目盛りがまったく違いました( ̄○ ̄;)
ボーメ比重計

 今日も、種まきのための催芽作業やシャブシャブに精を出していました。ところが突然の訃報が舞い込みました。林さんちのお笑い系を支えて来てくれた水渕くんが急死。少し体調が悪いので最近手術をして良好な経過と今年の初めに会って話していたのに、、。林さんちの初期の頃のバイトとしても大活躍してくれました。年末の餅販売では、Aコープでバンバン餅を売ってくれたものです。林さんちのバカーズを結成してみんなで馬鹿ばっかりやって楽しんでいました。天国に行っても林さんちのお笑い系を支えてくれることを祈っています。

今回も見事に催目した種籾です
催芽

3回目の種籾もシャブシャブしましたo(^o^)o
種籾

まさかの訃報、、(ToT)
水渕

7年前に能登に牡蠣ツアーに行った時、、この時も楽しかったなぁ~(ToT)
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