想定外の商品が売れて緊急製造中です・搗きたて餅は減りましたが特別注文で苦労中です
大袋のお餅が苦戦しています。
今年は、暖冬に加えてなぜか大袋のお餅の売れ行きが芳しくなく代わりに小袋のお餅が売れています。おかげで想定外の製造を毎日繰り返しています。そして私は、毎晩の在庫チェックで青くなってさらに製造追加を製造担当スタッフにお願いしています。なんとしても予約分は、確保しなくてはいけないのですがそれすらも足りない商品もあって焦っています。しかし予約分以外に、自社の店舗販売分とスーパー分も確保しなくてはいけないので完全に泥縄状態です。毎年のデータを元に製造計画を立てていますが今年のような顕著なズレは、なかなかありません。Aコープ各店で搗きたて餅も販売していますがやはり雪が降らないと売れ行きが厳しいです。それでも林さんちの地元のAコープ富奥店は、餅つきを始めた当初からのお店ですが今でも他店の何倍も売り上げるバケモノ店として有名ですのでたくさん売れています。ここには、伝統的に販売員を林さんちから派遣して頑張ってもらっています。
年末ラストの3日間の加工現場は、搗きたて製造でどんどん朝が早くなって明日は、3時開始です。それでも昔に比べれば半分になりました。昨年までは、2時半開始だったのを30分遅くしてさらにちゃんと休憩も取りながらの製造です。10年ほど前は、搗きたて餅の製造が追いつかず休憩時間も私が加工場に入って交代で餅つきを停めずに行っていました。それでも午後の配達分が間に合わずに配達員が加工場の前で列をついて待っているという状況が生まれました。でも今では、余裕で搗きたて餅が終了します。ところが年末の神社用や特別な鏡餅の製造が細かくしかもややこしい注文がたくさんあってやはりそう簡単には、終わりません。この特別な注文は、なるべく受けたくないのですがどうしてもあります。それでも以前のような「塩抜き」「塩3倍」「ごんだ餅」さらに「餅米持込」は、受けていない分ましです。特に「餅米持込」は、例えば2升の餅から「のし餅」「とぼ餅」「丸餅」しかも紅白で作ってくれと注文が入ります。でもそれってこの少量の餅で紅白自体がすでに難しいのにさらにいろいろとあると困難を極めます。昔の餅屋さんは、持ち込みが基本でしたが一体どんな仕事をしていたのか不思議です。結局、5件ほどの持込でほぼ半日が終わってしまいました。そしてある時、酷い品質の餅米を持ち込まれてこれでは、林さんちブランドに傷がつくと思い餅米持込での餅つきを完全中止しました。いろいろと世の中も変化していますが餅屋さんも少しづつ変わっていかないといけませんね。