「みたま」が石川県だけの風習とは知りませんでした・「ちょうどいい鏡餅」は製造には「ちょうどよくない」商品です
石川県の食文化は世界標準でないモノばかりです。
今日は、「みたま」のご予約来店が早い時間にあったので赤飯担当の長男と女性スタッフが早朝出勤をして製造しました。「みたま」は、法事や仏事に使う引き出物で「黒豆入りのおこわ」です。林さんちでもたまぁ~~~に作りますがほとんどが赤飯です。でもそのレアモノ感も含めてすごく美味しい!私も大好きなおこわですがいつも食べたいと思うには、少々気が引けるものでもあります。だからたまにこんな機会があるとおこぼれに与れます。でもネットで「みたま」で検索してもほとんど訳の分からないタレントばかり。なんと「みたま」は、石川県だけの風習だったようです。今の今まで世界標準かと思っていました。石川県のお餅にしても紅白や塩入りが世界標準と大人になるまで信じていたのですからまさしく「井の中の蛙大海を知らず」です。
「みたま」を作った後は、昨日製造したお供え用鏡餅と「ちょうどいい鏡餅」を袋詰めします。この「ちょうどいい鏡餅」は、お供え用鏡餅と5合鏡餅の中間の商品ですがスーパー専用で林さんちでは販売していません。スーパーでは、競合他社さんでこのサイズがたくさん売られていて林さんちのお供え用鏡餅が小さ過ぎて売れない、5合鏡餅では大き過ぎて売れないと販売担当スタッフからの要望で製造している商品です。でもこの「ちょうどいい鏡餅」は、製造工程で中途半端な大きさなので現場では不評です。鏡餅製造で使う型が合うサイズが少なくて時間がかかる。さらに袋詰めでもちょういいサイズの袋がなくてキツキツで詰めるのでこれまた時間がかかる。だからあまり多くは、製造しないのですがそれでも四苦八苦のようです。商品開発をしてみて意外に製造現場に合うモノとそうでないモノがどうしても出てくる典型的な例です。それでも販売を初めてから少しづつ製造数量が増えています。今年もすべて完売しますよ~に!