2015年07月12日
お笑い系百姓の生活・農業
今日はいろんなところへ行きました・市場調査と言う名の現実逃避ツアーです
今日は、石川県の若手農業者のホープ二人を訪ねました。
朝からすでに暑い中、水回りに行くとすでにハナエチゼンの穂が出始めていて驚きました。7月16日が出穂予想だったので当然と言えば当然ですがやはりまだ7月12日の段階では驚きます。そして今日は、お天気も良いのでバイクで少し遠出をしようと思っていました。しかしどこへ行くと言っても行き先は、農業者のところです。今回は、吉野谷の粟野秀くんと小松の宮本健一くんのところを強襲しました。まずは、お土産の揚げ餅を積んで愛機NM4-02にネクサス7とナビをセットして準備万端で出発です。
まずは、粟野秀くんと待ち合わせ場所の尾口のミントレイに行きました。いやあ~緑が濃くて気持ちの良いところです。ハーブ園もあってとても癒されました。そして粟野くんと田んぼに行きました。そこは、NM4-02にしては、結構なオフロードの坂道を上がった段々畑にありました。
この稲は、亀の尾という知る人ぞ知るあの「夏子の酒」の酒米です。「え?酒米、、酒を作るの?」と聞いたらご飯でも食べれるとのこと。へぇ~~マジ?ぜひ出来たら食べさせてとお願いしておきました。
この段々畑は、昭和40年くらいから荒れて来て最近では、サルやイノシシの被害が酷くて困っているそうです。それでもいくつかの畑でウドや野菜も作っているそうです。石川県立大学で羊を飼って草を食べてもらう実験飼育もされていました。でも柔らかい小さい草しか食べないので草刈りをした区画を用意しては、場所を移動しながらの飼育らしいです。電気柵もいるしでなかなか簡単なわけには行かないようです。でも牛や羊と言った動物がいると獣害も減るのでなんとか成果を上げて欲しいですね、、と余りにも話しに夢中でお土産の揚げカキモチを渡すのを忘れた!!今度、持って行くからね粟野くん!!
そして吉野谷から30キロほど走って小松市でイグサを作っている宮本健一くんのところへ行きました。イグサは、この辺の特産物だということは知っていました。でも作業が大変な割りに収益が悪いので現在では、宮本家だけが唯一のイグサ農家です。そしてイコール石川県でただ一軒のイグサ農家になります。イグサって1年目に苗を作って2年目に苗代に植えてその苗を植えるそうです。しかもその植えるのが収穫の前の年の秋です。つまり苗で2年でさらに冬を越して育つ作物なんです。しかも一本目、2本目と季節を経るにしたがって長く伸びて3本目でゴザに使える150センチになるそうです。う~ん聞けば聞くほど不思議な作物です。
そして収穫がまた大変。見た事もないイグサ専用刈取機で刈って作業場へ運び、ドロ染め、乾燥、ゴザ織りと作業が続きます。しかもどの機械も古い!!ゴザ織り機なんてもう部品も製造していないので部品取りで3台もありました。他にもいろいろ聞いたけど本当に不思議な世界です。毎日、お世話になっている畳表なのにお米同様、日本人として知っておくべきことだと感じました。
午後は、妻と一緒に最近、白山市にオープンした生産者直売所を見に行きました。もう産直コーナーなんてもんじゃありません。駐車場も広くて中もまるでスーパー顔負けです。ちなみにここにも、林さんちの揚げカキモチや揚げ餅と大豆を販売していますo(^o^)o
最後は、金沢駅のもてなしドームでやっている雑貨のイベントに行きました。お世話になっている茶のみの西上さんが出店しているからです。あと金沢駅の「あんと」に出店している宇宙人農家のお店も見に行きました。
茶のみさんでお茶を頂いてようやく一服です。いやぁ~~今日は、いろんなところへ行きました。名目上は、市場調査だけど本当は、いろいろな仕事からの現実逃避でした。強襲された皆様、ご苦労様でした。帰りにホームセンターで修理完了したチョミゾウに破かれた網戸を取りに行って窓にセットして長い1日は終わりました。ちなみにセット中にチョミゾウは、嬉しい顔して脱走して行きました、、(* ̄▽ ̄*)
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