鉄コーティング直播の実演を見ました・救急車に乗りました
昨日の午後、野々市市稲作受託組合の研修と総会がありました。今回は、最近多くの農家でされるようになった鉄コーティング直播の実演でした。鉄粉と焼石膏を混ぜたモノを種籾に粉衣して行きます。昔、カルパーコーティングと言って過酸化石灰と焼石膏を混ぜたコーティングでの種籾で直播をしたことがありました。カルパーは、田んぼの中に播くので酸素供給が主な役割でした。今回の鉄コーティングは、酸化鉄にして鳥に食べられないようにすることと病害への効果が目的です。だから鉄の場合の直播は、田んぼ表面に播くことが出来るので出芽しての立ち上がりが早いのだと思います。昔のカルパーだと芽が出るまでに時間がかかるのでその間に草が生えて来てしまい除草剤を多用することになり止めた経緯があります。鉄だと通常の散布量で行けるらしい。しかし直播は、田んぼの水平が非常に重要になるので小さな田んぼが多い林さんちだとなかなか難しいのが実情です。大きな田んぼでレーザーを使用した水平を出す装置付きのトラクターでないと厳しいかも。さらに水管理が、非常に重要になって来るがバルブの開け閉めでコントロールできる田んぼではないのでどうしても躊躇してしまう要因です。でもそんなネガティブな思いとは、別に育苗の手間も要らず重い苗の運搬も不要と思うとちょっとやってみようかなと思った研修でした。
しかし総会の後の懇親会で参加者の一人が倒れてしまいビックリ。救急車を私が呼びました。幸い大事には、至りませんでしたがこんな時の対応ってやはり難しいなと思いました。ずっと意識があったから良かったけどもし心肺停止状態だったら心臓マッサージを施したり近くの第4分団の格納庫でその日は、ハシゴ練習をしていたのでAEDを持ってこさせるという手もあったかなと後で思いました。
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