催芽作業は一冬寝ていた種籾を目覚めさせます・春の田んぼは大変ですが花々が癒してくれます
春の花々が目を楽しませてくれるようになりました。そして今日から1回目の種まきに向けての「催芽」を開始しました。催芽(さいが)とは、泡風呂に入れて芽を少し出してあげることを言います。一冬寝ていた種籾を目覚めさせる大事な作業です。でもこの出し方の加減が難しい、、通称「鳩胸」の状態にしてあげるのがベストだが泡風呂の加熱を止めても水温だけで少し芽が動くのでその分も考慮して催芽作業をしなくてはいけない。昔は、種まきして芽出し器で温度をかけてもなかなか芽が出ないので芽を出しすぎてモヤシ状態にすてしまいました。でもモヤシ状態だとかえって種まき機に引っ掛かって上手く蒔けないという負のスパイラルに陥っていました。今は、一生懸命「発芽阻害物質アブシジン酸」を洗い流しているのでホンの少し芽を出してあげるだけで綺麗に芽が出ます。それでも油断大敵この作業だけは、社長の私が責任を持って24時間体制で管理しています。今年も上手く行きますよ~に!
そして田んぼの作業は、荒起こし作業が進んでいます。荒起こしと同時に、田んぼの排水用の水戸を作って行きます。最近の圃場整備された田んぼは、立派な排水用の構造物が付いています。しかし林さんちの野々市の田んぼは、明治時代の圃場整備なので土畦に板やパイプを使って自分で作るしかありません。せっかく作っても1シーズンしか持たないので毎年作ります。この水戸に板を当てて水位を調整します。そして水を入れる「水口」も同様で1シーズンでかなり痛むので水を入れる頃に毎年作ります。しかも林さんちの田んぼは、小さいので500箇所以上の作業になります。それでも都市部の棚田を守るために頑張っていますo(^o^)o
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