林さんちの楽しい社長日記「あぐらぐち物語」
2012年12月18日
美味しいお餅を目指し

今日は時雨れて北陸らしいお天気で餅日和です・丹波の黒豆と言えないのが辛い

 今日は、北陸らしい時雨れた天気です。でもお餅には、良い環境です。そんな中、せっせと餅つきと鏡餅の袋詰めを行います。鏡餅には、カビ防止のためにワサビを搗き込みますが「スピーマ」と呼ばれるビニルパックをすることによって中にワサビ成分がこもってより効果があります。でもこの「スピーマ」を外すとお餅が細かく割れる「花咲き餅」になってしまうので要注意です。そのための大きな注意書きも入れてあるのですが、それでも割れたというクレームがたまにあります。大量生産やカビの問題は、餅屋の永遠のテーマですね。今日の餅つきは、豆とぼ餅です。でもただ簡単に型に入れれば良いと思ったあなたは、大間違いです。型の形に限りなく近い大きさと少し餅の弾力で戻ろうとするので両端が少し太い形にして入れるのは、なかなか難しい技です。しかも中に粉が入るとそこから割れる原因になります。こねる時は、シワを作って粉を中に入れないようにしなくては、いけません。でもこの型が超々高価です、、1箱2万4千円!毎年少しづつ買い足して今年も10箱24万円の投資です。豆とぼ1升100袋分、、今年は、儲け無しです、、(ToT)


 最近、自家菜園で「丹波の黒豆」を無農薬、無肥料でおばあちゃんが作ったが量が多くさばけないとい知人が来ました。試食をするとすごく美味しいので仕入れて林さんちで袋詰めして売ってあげることになりました。でもここで問題、いざ売るとなると「丹波の黒豆」では、表示法違反になってしまう。でもどうみても「丹波の黒豆」ですが仕方なく「黒大豆」として販売することになりました。いくらにしようかなぁ~。


今日も鏡餅をたくさん袋詰めします、、「スピーマ」でラップしてワサビの効果を倍増させます
鏡餅

豆とぼの製造は、意外に難しい、、しかも型の箱が超々高価です
豆とぼ餅
「丹波の黒豆」、、と表示できないところが辛い黒大豆です
丹波の黒豆?