林さんちの楽しい社長日記「あぐらぐち物語」
2012年12月17日
美味しいお餅を目指し

穏やかな冬の日差しの中順調に餅つきです・「簡単に見える」のが一番難しい

 怒涛の週末が終わり穏やかな日差しの中、餅つき開始です。ここのところ暖かくなって体調を崩していたスタッフも復帰して日差し同様穏やかな作業風景です。でも私は、月曜日は、ネット注文も多く風土金澤からの各種注文もあり朝から精米作業やピッキング(商品の箱詰め)に追われています。現場では、先日の5升鏡餅から打って変わり10分の1の5合鏡餅の製造をしています。林さんちでは、鏡餅を一旦、型に入れて整形しています。石川県の鏡餅は、平べったくない甲高のタイプなので高くする必要があるのと、経験の少ないスタッフでも失敗させないためです。しかし「なぁ~んだ型で簡単に出来るんだ」と思ったあなたは、私の餅つきを始めた28年前の過ちを犯しています。餅つきなんかしたことの無い私に餅つき機メーカーの当時のセールスマンがただ放り込めば簡単に出来ると言ったのを真に受けて鏡餅を作り始めたのです。ところが、上手く丸くならない、さらに平べったく潰れてしまう、しまいに型に餅がくっついて取れなくなる。不良品ばかり出来て一向に製造が追いつかずわずかな鏡餅を徹夜で作っていました。今のように完璧に作れるようになったのは、10年ほどしてからです。「餅屋は、餅屋」をイヤっと言うほど思い知らされた経験でした。そして今でも少しづつ作業を改善しながら行っています。「簡単に見える」と言うのが一番難しいのでしょうね。ちなみにこの型は、小麦成分で出来ている食べても安全な材料で出来ています。


今日は、穏やかな冬の日差しで花達も気持ち良さそうです
冬の花

うりゃ!と素早くひっくり返すのは、5升鏡餅も5合鏡餅も同じです
鏡餅
上手く着地すれば成功です、、まあ小さいのでひっくり返っても修正可能です
鏡餅