早くも鏡餅・カビとの戦い
お正月餅の販売の準備をしているが、今までなかなか無かったのがお鏡餅の画像、しかも実際の販売時と飾る時の状態の画像がなかった。それは、12月に入って実際に生産が始まるととてもじゃないが、ユックリと撮影出来ないのです。結局、やろうやろうと思っていても時間が過ぎて行きました。今年は、販売先に説明するのに画像を頼まれたこともあり、祝い餅の生産の合間に無理言って、お鏡餅を作ってもらったのだ。
毎年のことだが、お鏡餅は、カビとの戦いである。お正月明けにクレームの電話があるのも、ほとんどがお鏡餅のカビと「花咲き餅」についてである。お鏡餅は、三態あります。エージレス(脱酸素剤)入りの包装袋状態、これなら袋が傷んで穴が開かない中に酸素がないので限りカビません。次、包装袋から出して飾る時のスピーマー状態。スピーマーというのは、薄いビニルシートを熱で柔らかくしてエアーで引っ張ってピタッ!と張り付けることを言います。このスピーマー、決して中は真空でも何でもないのでカビの成長が始まります。その成長を少しでも遅らせるために、粉ワサビを搗き込んであります。しかし室温や場所によっては、賞味期限前にカビることも、しばしば。特に、人の行き来の多い場所では、凄くカビるのは、人間が一番、菌を持ち歩いているんですね。そして最後は、このスピーマーを剥がした状態。でも剥がした途端に、表面が乾燥してヒビが入って細かく割れます。これを「花咲き餅」と呼びます。これを防ぐために注意書きを入れてありますが、やはりクレームの原因ですね。でもスピーマーを剥がした直後に、包丁を入れると割りと簡単に、鏡割りが出来ます。まあお祝い餅のように、受注生産ならこんな面倒な包装は必要ないのですが、一般に多くの方に作るとなると、まったく違うんですね。最終的には、年末からお正月の天気が寒いことを祈るだけです、、(* ̄▽ ̄*)
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