ロータリ!
今日はトラクターのロータリの整備です、
田んぼを起こすトラクターアタッチメント、ロータリです(1800mm)
そのび輪が外れてしまいました、
今のトラクターは高さ制御が付いているので、び輪にはあまり負担がかからないのですが、
水が入り込み、ベアリングがサビ付いて外れてしまったのでしょう、
ベアリング、サークリップ、軸シール、フタ、部品を揃えます、
ホイル側にベアリングの外側カラーが残ってしまって外れません、
特殊工具ベアリングプーラーでもあれば抜けるのですが、持ってません、
そこでガスバーナーでその輪っかを焼き切ってしまう方法、
ただ、この方法は物によって出来ない場合もあります、
今回はバーナーを使っても問題ない場所なので焼き切ることにしました、
残ったベアリングカラーをバナーであぶり赤くなっったら酸素を送り込み切ります、
そもそもベアリングの素材の融点が回りの鉄よりも低く、簡単にカラーだけ溶けます、
機械整備などでよく使う手です、
輪を切ってしまえばドライバーなどで簡単に抜けます、
そして、軸受けをサンドペーパーなど使い綺麗にします、
これをしないとベアリングを打ち込む時に引っ掛かったり破損したりします、
径に合うソケットを使い、ベアリングを傷めないように慎重に打ち込みます、
場所にもよりますがプレス機など使い場合もあります、
軸を差し込みサークリップで止めて、最後にフタをして完成です、
次はロータリの爪の交換です、爪は土などの摩擦ですり減ります、(消耗品です)
この爪がすり減ると、作業効率がいっきに低下してしまい、
その後のお米作りに影響します、
とても高価な爪ですが、ここはケチられません(^_^;)
爪交換するときはトラクターから外してリフトを使い作業しやすい高さまで上げます、
この方が作業体勢が良くなり、しっかりとナットを締め付けられます、
それよりも腰に負担がかかりません、(立って作業ができます)
以前、トラクターに付けたまま作業したところ腰を痛めたことがあります、
腰は消耗品、あまり負担をかけないようにしてます、
ただ、重い物を上に上げるので危険があります、
そこで2重ロック、スカートのピンをしっかり止めて、そしてロープなど使いしっかり固定、
フォークのところにも足場の柱をしっかり固定して下がらないようにします、
怪我でもしたら大変、そこは邪魔くさがらず、安全第一ですね、
産業用特殊インパクト(90度タイプ)を使い、爪を交換していきます、
最後に、この方法は身体に負担がかからず良いのですが、(しっかり作業もできるし)
あまり人に勧められません、やっぱリスクがあるような気がします、
- 関連記事
- 2016年