2013年07月13日
金属疲労!(消耗、クラック)
この籾すり機は平成9年に導入、
シーズン約40ヘクタール、15年間稼働、
これまでほとんどの消耗品を交換しました、
最近では籾すり作業も精度を求められる時代になり、(以前は若干の籾混じりでもOK)
しっかり整備するようになりました、(以前は少しぐらいのガタなんて無視してました)
と、言うことで、昨年、どうも籾の選別があまり良くない、そこで選別ようどうバンを交換しました、
だが、あまり改善されない、やっぱようどうバンだけじゃダメなようで、
今年はその左右に振るロッド、アーム、ブッシュ、マウントなどの整備です、
まず、左右に振るアームですが、受け軸の消耗、そしてところどころのクラック、
さすがにこれは思い切って交換します、
そしてバランサー付きクランク、ベアリングにガタがあるのでベアリングのみ交換、
ほんとうはクランクの軸にキズがあるので交換したいのですが・・・(部品が高そうだし)
ようどうバンのマウントです、さすがに15年間振られてきたせいかいたるところにクラックが走る、
これは溶接して補修します
テスト
クラックの部分を溶接しました、
昇降機のバケットベルトの交換、
昇降機の上部、摩耗により穴が開きそうな状態、
昇降機の上部だけの交換できないので、(昇降機すべて交換になる)諦める、
そこでエポシキ系硬化剤で埋める、(シーズンは持ちます)
一部の消耗ですべて交換となるともったいないので毎年行います、(硬化剤なんて安いもの)
サタケの籾すり機は今でも基本的な構造は変わりません、
籾などまったく混じらないような新しい構造なら新規導入してもいいのですが・・・
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