2012年08月19日
嗚呼、色選機!
カメムシ食い、変色、籾、異物、青米など除去してくれるスバラシー機械、色彩選別機!
でも魔法の機械ではない、(完璧に除去するものでもない)
結局は人間が勘に寄るところが多い、(経験)
機械の特性、許容範囲、そして限界、
今年のお米の特性、
お米の検査範囲ギリギリに収める、(一等米)
などなど、
選別能率を上げると、その分ロスも多い、(規格内のお米も弾かれる)
しかも機械の能力(許容範囲)を超えると一気にロスが増えます、
特に青米除去のモードをオンにすると選別が難しくなる、(通常オフ)
これは機械の特性上仕方が無い、
常に色選機を監視、調整できるように一番前に置いてあります、
(計量機から出る一番米、色選機から弾かれる米を見ながら調整)
機械の調整は得意な方であるが、この調整には毎年、悩んでしまいます、(事務方の方から一等にせよ、と命令)
なるべく無駄を省き、経営的に、少しでもいいものになるように頑張ってます!
青米モードをオンにすると機械はとても不安定になります、(標準モードはオフです)
原因は青米を除去しようとノズルからエアーが一斉に噴射するものですから、
センサー回りにホコリ、チリなどが増えて、それを異物と判断して噴射してしまうのです、
だから規格内のお米も同時に弾かれてしまいます、
一応、機械にはクリーンシステムが付いてますが(自動的に稼働)追いつかない、
定期的にセンサー部分のフタを開き、エアーでホコリを除去してます、
メーカーとしては機械のコストダウンで仕方が無い、(本体価格250万)
もしもっと精度を上げるとなると500万、一千万となるでしょう、(こうなると導入は難しい)
このスバラシー機械も今年で3年目、
今、あるものを最大限に利用するしかない!
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