洗う!
種まき準備、
20キロ入り種籾を5キロ種籾用メッシュの袋詰め、
エコホープによる種籾の殺菌、(天然素材による病気を抑制する資材)
芽だしを促しそろえる浸種、(水につける)
水槽の水を入れ替える、(種籾を洗う)
催芽ポンプで温度と酸素を送り込み、種まき前の芽だし、
などなど種まき前に色々な工程がありますが、
中で大事なことは種籾、水槽、崔芽用水槽、その下にひく目皿、などをとにかく洗うことです、
そこで活躍するのは自動車用高圧スチーム洗車器です、
種籾から出た目だし阻害物質(通称ぬめぬめ)を綺麗に洗い流すのです、
これをしっかりしないとうまく芽が出ない、
とにかく洗う洗う、なんでも洗うです、
外仕事に出かける前にみんなで種籾をジャブジャブ洗います、
次回の種まきに備えて催芽ポンプ用水槽に数を数えて入れます、(1回分、約55袋)
色分けしたメッシュの袋を間違えないようにします、(この工程は複数で確認しながら行います)
そして高圧スチーム洗車器で「ぬめぬめ」を洗い落としスチーム消毒します、
昔は種籾(種子消毒)には化学合成殺菌剤(即効性)をバンバン使い、今思うと完全に薬漬け状態でした、
当然、即効性のある殺菌剤を使いますから、ほとんどこの「洗い」を行いませんでした、
そして初めてこの化学合成殺菌剤を使わないで育苗したところ、芽が不ぞろいでほとんど根が生えてませんでした、
13000箱あまりの苗、一時はどうなるかと心配しましたが、(補償問題)
なんとか大きな問題にならずに済みました、
今思うと、あれほど状態の悪い苗を植えてもなんとかお米になるものでして、
生命力の強さを感じました、
その生命力の強さをうまく利用しコストを抑えることも知った、
よーするに、あまり手を掛けない、ほっとけ草と言うことですか?(仏と草でほっとけ~!)
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