林さんちの専務の徒然日記「な~んも専務のひとり言」
2012年03月30日

洗う!

種まき準備、

20キロ入り種籾を5キロ種籾用メッシュの袋詰め、

エコホープによる種籾の殺菌、(天然素材による病気を抑制する資材)

芽だしを促しそろえる浸種、(水につける)

水槽の水を入れ替える、(種籾を洗う)

催芽ポンプで温度と酸素を送り込み、種まき前の芽だし、

などなど種まき前に色々な工程がありますが、

中で大事なことは種籾、水槽、崔芽用水槽、その下にひく目皿、などをとにかく洗うことです、

そこで活躍するのは自動車用高圧スチーム洗車器です、

種籾から出た目だし阻害物質(通称ぬめぬめ)を綺麗に洗い流すのです、

これをしっかりしないとうまく芽が出ない、

とにかく洗う洗う、なんでも洗うです、

IMGP4670.JPG

外仕事に出かける前にみんなで種籾をジャブジャブ洗います、

IMGP4675.JPG

次回の種まきに備えて催芽ポンプ用水槽に数を数えて入れます、(1回分、約55袋)

色分けしたメッシュの袋を間違えないようにします、(この工程は複数で確認しながら行います)

IMGP4680.JPG

そして高圧スチーム洗車器で「ぬめぬめ」を洗い落としスチーム消毒します、

 

昔は種籾(種子消毒)には化学合成殺菌剤(即効性)をバンバン使い、今思うと完全に薬漬け状態でした、

当然、即効性のある殺菌剤を使いますから、ほとんどこの「洗い」を行いませんでした、

そして初めてこの化学合成殺菌剤を使わないで育苗したところ、芽が不ぞろいでほとんど根が生えてませんでした、

13000箱あまりの苗、一時はどうなるかと心配しましたが、(補償問題)

なんとか大きな問題にならずに済みました、

今思うと、あれほど状態の悪い苗を植えてもなんとかお米になるものでして、

生命力の強さを感じました、

その生命力の強さをうまく利用しコストを抑えることも知った、

よーするに、あまり手を掛けない、ほっとけ草と言うことですか?(仏と草でほっとけ~!)

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2012年