2012年01月09日
切り!
型から出したカキモチを一日おいて今日は切り作業に入ります、
とぼ切り機を使い、厚さ4.2mmに調整して切っていきます、
どうしてもカキモチの形、滑り具合などで厚さが変化するので、
定期的に厚さをノギスを使い計測し機械の微調整、
機械で切っていても、どうしても厚さにブレがあるので平均的に4.2mmに仕上げます、
10枚抜いてノギスで計測、(42mm)
この4.2mmの厚さは、厚いと自然乾燥時にワレ、乾燥ムラが生じます、
その逆に薄すぎると、乾燥時に歪んだりします、(味、歯応えなど)
これまでの経験で一番いい数字だと考えてます、
切ったカキモチをこんどはばんじゅうにいれます、このまま編むと水分が多いので割れてしまいます、
(切った面が外気に触れ急激に水分が落ちて割れたり歪んだりします)
そこで、ばんじゅうの中に入れて3~4日保存し、(大事な工程の一つ)
ばんじゅうの中でゆっくり乾燥させ水分を徐々に落としていきます、
ちなみに、カキモチ一本(一臼)の長さ900mm、重さ5000g、もち米の量3100g(洗い前)
900mm/4.2mm=約214枚 ロスもあるので一本(臼)約200枚!
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